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特別な訓練をせずに速く読めるツール「読書アシスト」を、日本ユニシスが期間限定で無償提供しています。2020年9月30日まで。
「読書アシスト」は、読むスピードがあがるように文書をレイアウトします。大日本印刷が開発した技術で、一般的に1分間に読める文字数は400〜600字程度なのに対して、最大で1000文字程度まで向上するとしています。
日本語は英語などの他言語と比較して「文節(意味のわかる最小単位)」が不明瞭なことがあります。そのため、文章を読む際に無意識に視線が戻ることがあります。文節を判別し、視線をスムーズに誘導するレイアウトに変換します。具体的には、改行位置を調整したり、文節ごとに階段状に下げたり、行ごとに背景色を変えたりします。
ほんとうに速く読めるのかは、百聞は一見にしかず、実際に体験してみるのがよいでしょう。「読書アシスト」公式サイトで、名作文学作品を読めます。また、Chrome拡張機能やAPIも無償提供されており、任意の文章の変換も可能です。
(高橋ホイコ)
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