新社会人に知っておいて欲しい2つのアドバイスを描いたエッセイ漫画に、共感する声が後を絶ちません。作者はヤングマガジン編集部の編集者・山中(@ComicYamanaka)さんです。
緊急事態宣言の影響で入社早々テレワークになり、最近ようやく職場でのお仕事が始まったという新社会人も多いはず。そんな社会人1年目のみなさんに向けて、作者の山中さんは2つのアドバイスを贈っています。
1つ目は「ボールはなるべく持たない」こと。先輩や取引先に確認したい事ができたとき、「忙しそうだから……」とタイミングを伺っていると、結局話しかけられずに時間だけが過ぎ去ってしまいがち。あっという間に抱えきれないほどのボール(仕事)がたまってしまうのです。
仕事は一人で完了するものばかりではありません。先輩も「お手隙にご確認ください」「お時間あるときに教えてください」と言われれば、気にせず引き受けてくれる人がほとんどでしょう。むしろボールを抱え込んでしまうことが一番困るので、誰かにお願いしたい仕事が生まれたら、すぐに「渡す」ことを勧めています。
2つ目は「肩から当たりに行く」こと。ミスをしたら迅速な報告が当然ですが、「怒られたら……」という不安から尻込みしてしまう新人もいるでしょう。しかし、まず大前提としてミスは必ずバレると山中さん。
もしも隠していたミスがバレた場合、自分ではなく上司のタイミングで怒られることになってしまいます。一方で、自分から報告すれば、上司は起こる準備ができていません。むしろ部下の力になってあげたいと思ってくれることが多いと山中さんは語ります。ボクシングで例えるならば、相手の間合いでパンチを打たれるより、自分から距離を詰めた行方がダメージは少ない。それが「肩から当たりに行く」ということです。
これらのアドバイスは、新人に限らず誰もが心に留めておきたい大切な心掛け。読者からは「東京で仕事始めたばかりの自分に見せたい」「新社会人だけでなくベテラン社会人にも通じる仕事のやり方ですね」と考えに共感するコメントが寄せられました。
作者の山中(@ComicYamanaka)さんは、現在『なんでここに先生が!?』・『寄生列島』・『ブクロキックス』などを担当中。また、編集者が趣味で作るTwitter上での漫画雑誌「comicgift」を公開しています。
画像提供:山中(@ComicYamanaka)さん
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