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「消えるのは授業日数と変わらない学費」「同級生の顔も知らない」 大学生の現状を訴える漫画が議論を呼ぶ(1/2 ページ)

大学生の現実。

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 東京の美大に進学した大学1年生の漫画が、Twitter上で話題を呼んでいます。緊急事態宣言が明け、多くの人が通常通り会社や学校に通っていく中、緊急事態宣言中と変わらない日常を過ごす大学生の現実を描いています。


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 投稿者のmaki(@D6Hy1q0FQJuxtPO)さんは、春に入学したにもかかわらず、大学に一度も通えておらず、同級生の顔も知らないまま。毎日1人で部屋にこもってPCの画面に向き合い、オンライン授業を受けていますが、相談できる友達や先輩もいなかったそうです。

 本来なら同級生たちとの出会いを始め、新しい生活が始まるはずだった4月は何も始まらず過ぎ去り、5月からは急に始まったオンライン授業と履修登録を自宅でこなします。緊急事態宣言が明け、多くの人が通勤・通学を始めた6月〜7月もオンライン授業と課題に明け暮れています。

 この漫画では、「小中高も会社も始まっているのにどうして大学は始まらないの?」「旅行には行ってもいいのに大学には行ってはいけないの?」と社会へ疑問を投げかけつつ、「消えていくのは授業日数と変わらない学費」「大学生はいつまで我慢すればいいのでしょうか」と大学生のつらい心境が明かされています。


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 この漫画は、ハッシュタグ「#大学生の日常も大事だ」(関連記事)と「大学生は、いつまで我慢をすればいいのでしょうか」とのコメントを添えて投稿されたもの。17日に投稿されたものですが、すでに約11万回のリツイートと約28万のいいね(記事執筆時点)を集めるなど広く拡散されており、「どうして大学だけだめなのか不思議」「地方から進学した学生は家賃も発生する」といった共感の声の他、「今は受け入れるしかない」「在宅できる方がうらやましい」などの反応が寄せられています。

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