カーリース運営のMICが7月21日、維持費込みで月額5000円から乗れる半定額制の中古車リースサービス「ニコニコダイレクト」を開始しました。
ニコニコダイレクトは、子会社で格安レンタカーサービスを展開するニコニコレンタカーで使われた中古車両を使い、自動車税、自賠責保険、重量税、車検といった諸費用、オイル交換などの定期的なメンテナンス費用も含めて、クルマを定額で利用できるサービスです。
通常の中古車購入に対し、リース契約にて毎年やってくる自動車税や2年ごとの車検といった大きな出費に備える必要なく、クルマの購入費とメンテナンス費をまとめて月の定額コストして捉えられることがメリットです。
レンタカー上がりのクルマというと酷使されていそうなイメージもありますが、実際には一般的な自家用車以上にこまめに点検・メンテナンスを受けてきた車両と同社は説明します。料金は車種や年式によって異なり、最安クラスでは日産・デイズやスズキ・ワゴンRなどの軽自動車が6年リースで月額5000円(別途、ボーナス月に加算あり)からとなっています。
月5000円の車両として、スズキ・ワゴンR(6年リース)、日産・デイズ(6年リース)、ダイハツ・ムーヴ(6年リース)など多種の軽ワゴンや軽バンを用意。このほか、月6000円の日産・ジューク(6年リース)、月7000円のホンダ・フィットハイブリッド(6年リース)、月8000円のトヨタ・ヴィッツ(3年リース)、月1万2000円のトヨタ・プリウス(6年リース)などの登録車もあります(入庫状況は都度変動)。
一般的なカーリースでは数年間の契約満了後に残価精算を行う必要があります。ここでクルマを返却するか、次のクルマに借り換えるか、残価を支払って自分のクルマにするかの選択をしますが、同サービスは契約満了時の残価が0円となる価格設定にすることで、契約満了後、そのまま自己所有物にできるようにしました。
近年、トヨタ自動車が展開する「KINTO」(関連記事)をはじめ、新車を買うのではなく「使う」契約で、維持費を含めた月額単位で使えるクルマのサブスクリプションサービスも広がってきています。
契約なので気を付けるべき項目や条件はいくつかありますが、クルマをスマホ料金並みの月5000円ほどから自由に使えるならば「それならば」という人も多そうです。
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