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クラゲ推しの圧が強すぎる! 車内一面「クラゲ愛」で埋め尽くす広告が話題に、すみだ水族館に狙いを聞いた

クラゲへの愛が止まらない。

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 クラゲ、クラゲ、そしてクラゲ。とある電車の車内広告の「クラゲ愛」が強すぎるとSNSで大きな話題になっていました。一体なぜこんな広告を出したのか、出稿主であるすみだ水族館に話を聞きました。

すみだ水族館 クラゲ広告
「クラゲはほとんど水。人の70%は水。実質人は70%クラゲ」(画像:ゆっこ。さんのTwitterより)
すみだ水族館 クラゲ広告
「三文字の日本語の中で、クラゲがいちばんかわいい」(画像:ゆっこ。さんのTwitterより)

 話題になったきっかけは、Twitterユーザー・ゆっこ。(@dearainbow)さんが投稿した写真。真っ赤な背景に白い文字で「クラゲはほとんど水。人の70%は水。実質人は70%クラゲ」「三文字の日本語の中で、クラゲがいちばんかわいい」といった、クラゲ愛を全力でぶつけたインパクトあるキャッチコピーが書かれたシンプルなデザインです。

 Twitterでは「クラゲ愛が凄すぎる」「めっちゃ攻めてて好き」「荒ぶってる」といった驚きの声が上がっていました。

すみだ水族館 クラゲ広告
「クラゲを見て。クラゲ以外はあとで見て。」(画像:ゆっこ。さんのTwitterより)
すみだ水族館 クラゲ広告
「可愛いいきものはたくさんいるけどクラゲは泣ける」(画像:ゆっこ。さんのTwitterより)

 すみだ水族館の広報担当者に話を聞いてみたところ、この広告は2020年7月16日に東京スカイツリータウン・ソラマチにある「すみだ水族館」(東京都墨田区)のクラゲエリアのリニューアルに合わせて、新たに登場したクラゲ水槽「ビッグシャーレ」の完成を記念して作られたそうです。

 クラゲエリアに設置されたビッグシャーレは日本最大級となる直径7メートルの水盤形のクラゲ水槽で、水槽の上部から約500匹のミズクラゲを間近で観察できるのが特徴。ガラス床のデッキも用意され、海の水面に立っているかのような没入感も味わえます。

 すみだ水族館はもともとクラゲの展示種類が多いことでも知られており、今回のリニューアルでクラゲエリアはこれまでの約2倍の広さになりました。

すみだ水族館 クラゲエリア ビッグシャーレ
すみだ水族館のクラゲエリアに登場した「ビッグシャーレ」(画像:すみだ水族館のプレスリリースより)

 すみだ水族館では以前よりクラゲの研究や繁殖も行っています。クラゲエリアに展示されている約14種700匹のクラゲを含め、すみだ水族館のクラゲは全てすみだ水族館で生まれ、すみだ水族館で愛情を注がれて育ってきたクラゲたち。「クラゲへの愛と思いの丈を全力でぶつけるべく、インパクトのある呼びかけにいたしました」と広報担当者は教えてくれました。

すみだ水族館 クラゲ広告
「Jellyfish(クラゲ)のJeでもう好き」と、クラゲへの想いがとまらないキャッチコピーも(画像提供:すみだ水族館)
すみだ水族館 クラゲ広告
「美って漢字、クラゲに似てるね」(画像提供:すみだ水族館)

 また、クラゲ広告を見た方が「『最近クラゲを見てないな、見たいな』と思っていただいたり、クラゲをもっと愛してくれたらいいな」という想いも込められているそうです。

 クラゲ推しの広告は7月16日から東急田園都市線の一部車両のほか、ハチ公前(渋谷)の広場にある憲章ボードに掲出中とのこと。田園都市線や直通先の半蔵門線などの車内で、運が良ければ広告に巡り会えるかもしれませんよ。

すみだ水族館 クラゲ広告
「目の前にクラゲがいる。それは春の朝みたいに幸福なこと」(画像提供:すみだ水族館)
すみだ水族館 クラゲ広告
渋谷駅前の憲章ボードにも巨大なクラゲ広告を掲出中です(画像提供:すみだ水族館)

 リニューアルではクラゲエリアのほか、飼育作業を公開するエリア「アクアベース」も新たにオープン。水槽内のいきものたちのゴハンを用意する「キッチン」と、クラゲの飼育設備や繁殖の様子を公開する「ラボ」の2つのスペースも楽しめます。

 広告が気になった方や、「最近クラゲ見てないな」という方は、すみだ水族館に足を運んでたくさんのクラゲが待つ新エリアを体感してみては。

大泉勝彦

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