「ぼく小学校好きじゃないな」と言う小1息子に、理由を聞くと…… 「2020年の小1」問題を描く漫画に考えさせられる(1/2 ページ)
大人としてできることを考えていきたい……。
今も猛威を振るっているCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)。その社会的な影響を受けるのは、大人だけではありません。小学校1年生の長男・コウくんと、4歳の次男・シンくんを育てる内野こめこさんの漫画からは、子どもが感じている新型コロナウイルスのストレスについてうかがい知ることができます。
ある日突然、「ぼく小学校好きじゃないな……」と言い出した長男のコウくん。驚いたこめこさんがどういうところが好きではないのか聞いてみると、コウくんは嫌だと感じていることを説明してくれました。
いわく、「ずっとマスクをしてなきゃいけないし 給食の時は外すけど前向いて静かにしてなきゃいけない」「休み時間も友達と喋ったり遊んだりしちゃいけないし お昼休憩も外で遊んでいい日とダメな日があって ダメなときは席に座って静かにしてなきゃいけないし」……。
そう、話を聞く限り、コウくんにとって小学校が好きになれない理由は、どれも「小学校だから」ではなく「コロナが流行っているから」起きていることだったのです。今年小学校に上がったばかりのコウくんは、コロナ対策をしていない小学校を見たことがなかったのでした。
さっそくこめこさんは、本来小学校は休み時間の遊びや給食時間のお喋りが許されている所であり、いつもならさまざまな行事も行われるのだということを説明しました。コウくんは驚きながらそれを聞き、「じゃあ二年生三年生とかは大変だね 今までと違うからもっと嫌だろうね」と気遣います。
コメント欄では、「『上級生ズルいー』ってならないんですね! なんて素敵な発想力…」「大人でもそういう風に考えられない人多いんじゃないかなって思ってしまいました」など、自分もつらい思いをしているのに、他の子たちを心配するコウくんの優しさへの称賛が相次ぎました。
子どもたちが楽しい学校生活を取り戻せる状況が早く実現するよう、大人としてできることを模索していきたいですね。
出典:ライブドアブログ
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玄関で「また忘れてるよ!」と連呼するのもよく見る風景。