「外食するけど、どこにする?」……この問いにすんなり答えを出せる兄弟姉妹が、果たしてどれほどいるでしょうか。
3人のお子さんを育てるえむふじん(@mshimfujin)さんが、「兄妹がそこそこ多い家庭の外食あるある」を漫画にしています。
小学四年生の末っ子・えむみちゃんの塾が終わり、車で迎えに来たお父さん。「今日はつかれた〜」と言うえむみちゃんをねぎらっていると、「ごほうびにカツ丼食べに行きたい ええやろ?」とおねだりがありました。今夜は外食、それはすてきな提案です。しかし……問題は「どこで食べるか」という家族内の合意形成なのです。
帰宅したお父さんは、さっそく子どもたちに「今日外食行こうと思うけど何食べたい?」と尋ねます。小6のえむこちゃんは「うどん」、中3のえむおくんは「ラーメン」との答えが返ってきましたが、それを聞いたえむみちゃんはカツ丼から「やっぱわたしラーメンにするー」と手のひらを返します。相次ぐラーメン派の出現に対し、うどん派だったえむこちゃんは「ラーメンやったらわたし丼物がいい…」と、妥協点を示しました。
それを聞いたえむおくんはラーメンに入れていた票を撤回し、カツ丼に1票を移すと宣言します。えむこちゃんの妥協点であり、えむみちゃんが最初に食べたがっていたカツ丼なら、全員納得できると思ったようです。さすが第一子……!
そろそろまとまったかな、と思ったえむふじんさんが改めて何を食べたいか聞くと……。えむおくんは「カツ丼」でしたが、えむこちゃんは「うどん」、えむみちゃんは「ラーメン」に戻っていました。意見を変える流れが来ていたはずが、結局自分の食欲には勝てなかったようです。
このまま議論しても平行線だと判断したお父さんは、「お父さんが決める!!」と宣言します。強権発動かと思いきや……お父さんが提案したのは「フードコート」という最高の答えでした! カツ丼、うどん、ラーメンのすべてがそろう場所、それがフードコート……! 意見の取りまとめが難しい家族にとっては、これ以上ない落としどころです。えむふじんさんによると、フードコート以外ではファミレスや回転寿司に決まる確率も高いといいます。
ちなみに、いざフードコートに連れて行ってみると、えむおくんは焼き肉丼、えむこちゃんはパスタ、えむみちゃんはオムライスを食べていたそう。ころころ変わる気分にも対応してくれるフードコートの偉大さに気付かされる作品でした。
画像提供:えむふじん(@mshimfujin)さん
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