年齢も立場もまったく違う2人が、ゲームを通して友情を分かち合う漫画にほっこりします。ずっと続いてほしいステキな関係。
ファストフード店に入るスーツ姿の老紳士。すると「ヨッシー、こっちこっち」と似つかわしくないようなあだ名で呼ばれます。しかも相手は金髪にピアスの高校生くらいの男の子。
しかし、親しげな「おつかれー」という呼び掛けに、ヨッシーは彼の隣に座り「ゼットさん」と答えたのでした。カウンター席に並んで座り、ゲーム機を出してさっそくログイン。2人はゲーム仲間なのでした。
明らかに自分の方が年上なのに、ゲームの先輩であるゼットさんには丁寧な言葉遣いをするヨッシー。敬語はやめてと言われても改めません。社長ということで現実社会では友人ができず、対等に接してくれるのはゼットさんくらい。ゼットさんも見た目に関係なく接してくれるヨッシーに感謝しています。
「友達は数じゃない。もちろん年齢や肩書なんかでも」。笑って友情を確認し合う2人ですが、部下が呼びに来てお開きに。ヨッシーは再び社長の顔に戻り、会社の命運をかけた現実のバトルへと向かうのでした。
同じものが好きというだけで、立場も年齢も飛び越えて友情を築き上げたヨッシーとゼットさん。忙しい中で時間を作ってゲームをしたのも、もしかしたら現実の問題に立ち向かうための勇気をもらいに行ったのかもしれませんね。読者からは「素敵な関係で羨ましい」「リアルでこんな関係の友達も素敵」「こんな感じの繋がりを持ちたい」などの声が届いています。
作者は『うえきの法則』で知られる漫画家の福地翼(@fukuchi_tsubasa)さん。現在『週刊少年サンデー』で、神様から日替わりで能力を与えられた女の子の漫画『ポンコツちゃん検証中』を連載中です。
画像提供:福地翼(@fukuchi_tsubasa)さん
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