東京メトロ有楽町線・副都心線の新型車「17000系」お披露目 何がすごい? どこが変わった? 早速見てきました(1/3 ページ)
2021年2月から有楽町線・副都心線で活躍しますよ〜。
東京地下鉄(東京メトロ)が8月11日、有楽町線・副都心線に導入する新型車両「17000系」を報道公開しました。今回はこのピッカピカの新車17000系の「変わったところ」「よさそうなところ」を利用者目線でじっくり見ていきましょう。
2021年2月に営業運転開始予定の有楽町線・副都心線向け新型車両「17000系」。炎天下の中、東京メトロのマスコットキャラクター「メトポン」と、7月1日にデビューした「駅街(えきまち)かける」くんもPRに訪れてくれた(暑いので約2分限定!)(撮影:大泉勝彦、以下同)
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日常の「使いやすさ」「心地よさ」を高めた、有楽町線約14年ぶりの新型車両
17000系は、最も古いもので46年が経過している「7000系」の更新を目的に、2021年2月に有楽町線・副都心線で営業運転を開始する予定の新型車です。
デザインはやや丸みを帯びた先頭形状に、有楽町線の「ゴールド」と副都心線の「ブラウン」のラインカラーを配色し、7000系と10000系の特徴でもあった丸目(やや楕円)のヘッドライトを継承して採用しました。
色味は以前よりも少し明るい印象。ちょっと目尻を上げ、やる気を感じさせる顔立ちのいい表情です。
車内はモノトーンを基調に、同じく有楽町線と副都心線のラインカラーをアクセントに差し入れてオシャレに仕上げています。連結部の貫通引き戸や座席横の袖仕切り、荷棚に透明の強化ガラスを採用し、開放感を高めました。車内が明るく広く感じます。
シートの「座り心地」にも快適に向けたひと工夫。座席幅は460ミリ。7000系(座席幅430ミリ)と比較すると、プラス30ミリ広げられます。幅460ミリは10000系や山手線の最新車両「E235系」と同じ。7人がけでも過度に窮屈な思いをせず座れそうです。
腰掛け内部はソファーやベッドなどに使われるSバネを組み込んだ仕様で、座面に適度なクッション性を持たせています。表地はアラミド繊維で、表面の強度と耐久性向上も図っています。
実際に座ってみたところ、柔らかすぎず硬すぎず、ちょうどいい感じ。長時間座ってもお尻への負担は少なそうです。
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