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【猫】事故事例から学ぶ! 今の時期に気をつけたい“お部屋の危険”

実際に起こったことをまとめました。

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ペット手帳

 猛暑の夏ですが、冷房の効いた部屋で猫ちゃんと過ごすのは至福の時。今回はそんな幸せを脅かす、部屋の中に潜む「隠れた危険」について紹介しましょう。どれも実際に起きた事例です。

危険その1 転倒・転落など行動に伴う危険

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 高いところが大好きな猫ちゃん。天井近くのカーテンレール、食器戸棚、本棚などの上に登ろうとして転落、骨折する事故に気を付けましょう。登って欲しくない場所は塞いでおき、行かせないような工夫も効果的です。また、地震や振動で上から物が落ちて下にいる猫ちゃんがケガをしないよう、固定しておくか、小物は収納ケースに入れて、物の転落事故を防ぎます。

 猫ちゃんが寝ていたタワーが、突然崩壊したり、天上から吊り下げられたシャンデリアや植木鉢に飛び乗ろうとしてひっくり返った猫ちゃんもいました。思いがけない転落事故が、実際に起きています。

 転落事故で意外と多いのは、湯船の水死事故です。冬に多い事故ですが、夏もゼロではありません。バスルームのドアはきちんと閉め、カギをかけるなどして、猫ちゃんの侵入を防ぎましょう。

危険その2 誤飲・誤食の危険

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 猫じゃらしには長いヒモが付いているものがありますが、そのヒモ部分だけを飲み込んでしまった事故が発生しています。ヒモは猫ちゃんが食べるつもりがなくても、ざらざらした舌にヒモが引っ掛かって、飲み込んでしまうこともあります。着物の帯ヒモを食べてしまった事例も報告されています。

 また、保冷剤を誤食して中毒になる猫ちゃんも少なくありません。保冷材は原料をよく確かめて、エチレングリコールが含まれていたら、首に巻いたり、シートの下に敷かないようにしましょう。

 命に関わる誤食で目立っているのが人間の薬です。鎮痛剤としてよく使われるアスピリンや、アセトアミノフェンが含まれる風邪薬は、猫ちゃんにとって大変危険な毒薬です。他にも猫ちゃんにとって危険な人間の薬は多いので、机の上などに出しっぱなしにせず猫が開けられないところに、きちんとしまっておきましょう。

 ハーブの精油に含まれるフェノール系の物質は、猫ちゃんにとって危険であるという説が一般的です。公益社団法人日本獣医学会のサイトでは「現時点では、すべてのアロマオイルに毒性がある。という断定はできていません。しかしながら、少なくとも犬猫に安全性が確認されているものを使用された方が安心です。無理に証明されていないものを使って犬や猫に中毒を起こさないように気をつけて下さいね」と注意を促しています。


危険その3 withコロナで出てきた新しい危険

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 いつも家にいない飼い主さんが、食べ物や飲み物を部屋に放置して誤食させてしまう事故が増えています。タマネギ、ニラ、ニンニク、生のアワビ、アボカド、チョコレートなどは、猫ちゃんにとって危険で、体によくない食べ物です。これら人間の食べ物や飲み物を与えない、目を離した隙に食べられないように気をつけましょう。

 お部屋を飾る生花の中にも、危険なものがあります。ユリ属及びワスレグサ属の植物は、少量でも急性腎不全を引き起こし、最悪の場合、死に至ります。お部屋に花を飾る時は、テッポウユリや、エゾムラサキが入っていないかどうか、気をつけましょう。

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 コロナ予防のために、マスクを手づくりする人が増えましたが、この裁縫道具を誤飲する事故が報告されています。裁縫道具には針やハサミなど、ケガの原因となる道具も多いので、猫ちゃんのいる家庭では道具の管理に注意が必要です。

 お部屋を見回して、倒れたり落ちて来たりするものがないか、食べて危険なものが落ちていないか、もう一度チェックしてみましょう。安全で快適なお部屋の中で、今年の暑い夏を乗り切りたいものですね。


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