三浦春馬さんの主演映画「天外者」が12月公開決定 共演者の西川貴教「悔しくて、寂しくて仕方ありません」

親友だった三浦翔平さんも追悼コメント。

[斉藤賢弘，ねとらぼ]

　俳優・三浦春馬さんの主演映画「天外者（てんがらもん）」が12月11日に全国公開されることが決定。共演者の西川貴教さんや三浦翔平さんがあらためて春馬さんの逝去を悼むコメントを発しています。

「天外者」ポスタービジュアル　(C)2020 「五代友厚」製作委員会

　同作は、幕末から明治初期の日本を舞台に、薩摩藩士から明治政府の役人を経て実業家へと転身し、鉄道や鉱山など多くの事業を精力的に手掛けた五代友厚の姿を描いた歴史青春群像劇。三浦さんが、情熱と優しさを兼ね備えた五代の盟友・坂本龍馬役を、西川さんが五代と志をともにし、後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎役を演じる他、森永悠希さん、森川葵さん、蓮佛美沙子さん、生瀬勝久さんがキャストに名を連ねています。

龍馬を演じる三浦さん　(C)2020 「五代友厚」製作委員会

弥太郎を演じる西川さん　(C)2020 「五代友厚」製作委員会

　生前の春馬さんと深く交流し、「君の死を受け入れるのは、まだまだ時間がかかる」と追悼コメントを発していた三浦さん。同作のキャストコメントでも、三浦さんと何度も読み合わせした思い出を振り返った他、「天国で五代さんと一緒に観てくれる事を願います」と一言コメントし、あらためて春馬さんの冥福を祈願しています。

　また、西川さんは春馬さんの逝去当時、Twitterで「なぁ、俺ら一緒に撮った映画どうすんだよ……まだ公開日も決まってないのに……」と悲しみに満ちたコメントを投稿。このとき触れた同作の公開決定を大変喜ぶ一方で、「そこに春馬がいないことが悔しくて、寂しくて仕方ありません」と、今なお続く苦しい胸の内を告白。出演者が一丸となって作り上げた作品について、「春馬と一緒にしっかりと皆様に届けて参りたいと思います」と力強く誓っています。