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「名前はまだない」女優が「夏目響」になるまで――本格デビュー前から注目集めた存在の胸の内を聞いた(3/4 ページ)

逸材感がそこはかとなく漂う夏目さんに話を聞きました。

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求められるのなら続けたい――

―― 先日は初のリアルイベントも行われていましたよね。コロナ禍でイベントもままならず、ネットでのやりとりが中心だった夏目さんからすると、感慨深いものがあったんじゃないでしょうか?

夏目 本当にそうですね。それまでずっとネットでのやりとりでしたから、作品を見てくださっている方の顔が見えなかったんです。でもイベントには、想像したよりかなり幅広い年代の方々が来てくださってすごく驚きました。会ってお話するという貴重な体験がイベントでできたので、本当に力になります。

 私と同世代の方にも知ってもらいたいです。これからいろいろ経験して、一緒に社会を作っていく世代だと思うので、そういう方にみてもらう方が長く活躍するチャンスにもなるでしょうから。

夏目響 名前はまだない SODStar SOD インタビュー

―― 社会を作っていく世代、っていい言葉ですね。

夏目 私も、本格的に活動する前は、やってみたいことというか、話したいことも持っていたんですけど、実際にやってみると目の前のことで精いっぱいで、自分が未来に向けて何をしていこうとかは模索中ですけどね。

―― 少し抽象的な質問になりますが、夏目さんにとってSEXとはどういったものなんですか?

夏目 私にとってSEXって、まだ知らない人に私を見つけてもらうためのものというか、新しい私を発見してもらえるものです。作品以外で私もう何カ月もSEXしていないですし……。作品ごとに新しい部分を感じてもらえると思っています。

夏目響 名前はまだない SODStar SOD インタビュー

―― では最後にお聞きしたいのですが、こうして実際に目の前にしたときの存在感やはかなげな雰囲気、ときおり見せる芯の強さやアニメや漫画の話をし足りないとでも言いたげな表情。そのどれもが逸材と感じさせるのですが、「名前はまだない」という正式デビュー以前のインパクトが大きすぎて、夏目響として活動していく今後は大変なのではないかとも感じるんです。

夏目 あぁ、なるほど。どんな人なのかを一切出さずに始まったので、そういう興味で皆さん見ていただいたと思うんですけど、これからは、私はこんな人ですとか、もし何か浮かぶことがあれば発信とかできたらいいなと思います。どんな子なんだろうっていう興味を持って作品を買ってくださる方、これから買ってくださる方、これから何かで知ってくださる方には応援してもらえるよう、作品の魅力だったり、私自身の仕事以外の部分も含めて、楽しみに成長をみてもらいたいです。

 自分がどんな可能性を持ってるのかも分からないので。だから、数年後に今と同じことをやってるかは全く想像できない部分もあるのですが……でも、求められるのなら続けたい――。「名前はまだない」だったときの作品や、夏目響として正式デビューしたときの作品より、これから出す作品の方が私はたくさん頑張っているので、ぜひずっと成長を見続けてほしいです。


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