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【料理で事故った体験談】ぬれた手で冷凍庫を開けたら、指が張り付いて「完全に紫色になりました」「全治2カ月」(1/2 ページ)

対応が遅れたら壊死していた可能性もあったとか。

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 ねとらぼ読者から、料理中に起こった危険な出来事をインタビューする企画「お料理で事故った話、教えてください」。今回は「右手の指が、冷凍庫の内側に張り付いて取れなくなった」という体験談を伺いました。

連載:お料理で事故った話、教えてください

 料理は毎日食べるもの。だけど、するのは意外と危ないもの。日々の暮らしの中で見落しがちな「家事にはどんな危険があるのか」「注意すべきポイント」の再確認のために、いろいろな人から体験談を募集していろいろ聞いてみよう、という企画です。

指を冷凍庫からはがすのに「もっと時間がたっていたら壊死していた可能性もある」



 忘れもしない学生時代の話です。一人暮らしのマンションで料理しようと洗った直後のぬれた手で冷凍庫を開けたところ、「ひょい」という感じで右手の人差し指が張り付いてしまいました。庫内の天井部分に、指の右側面全体がべったりと。

※編集部注:冷凍庫のマニュアルを見ると「凍傷になる恐れがあるから」と、ぬれた手で庫内を触らないように注意喚起されていることがあるのですが……ちゃんと読んだことあります?

 「えっ」と思い、ゆっくり外そうとしましたが、押しても引いても取れる気配はなく、かといって力任せに剥がそうとすると指の皮膚ごと剥がれてしまいそう。張り付いた直後から指の感覚がおかしくなるのが分かり、かなり怖かったです……。

 助けを呼ぼうにも、当時(今から25年前)の私は携帯電話なんて持っておらず、手の届く範囲に宅電もなく。そうこうしているうちにみるみる指がはれてきました。

 「落ち着け自分……」と言い聞かせ、深呼吸して周りを見渡したところ、ぎりぎり手の届くところにタオルが見えました。相変わらず、右手の人差し指は強固に張り付いたままだったのですが、体と左手をなんとか伸ばし、蛇口からお湯を出してタオルに浸し、それを指の上から冷凍庫に何度かあてることで、事なきを得ました。結局、10分くらい冷凍庫に張り付いていたと思います。

 ただ、事なきを得たというのは「冷凍庫から剥がれた」という意味であって。もちろん指はひどい凍傷になり、完全に紫色になりました。その後、病院で「もっと時間がたっていたら壊死していた可能性もある」と言われたときには、改めてビビりましたね。

 全治には2カ月くらいかかった記憶があります。その間、指の曲げ伸ばしが難しく、大学の授業で板書をノートするのに苦労しました。

 今でも気温が低くなったり、お酒を飲み過ぎたりすると、右手人差し指がピンクにはれて、じんじんとうずきます……。本当に怖い思いをしたので、25年たった現在でも、冷凍庫を開けるときは必ず手を拭くよう、気を付けています。

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

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