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「正論やマニュアルばかりが正義じゃない」「その台詞喜ばれてるとは限らない」 育児にまつわる“パパカルタ”がぐっとくる(1/2 ページ)

寄り添って一緒に担っていきたい。

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 パートナーや同僚や友達が漏らした子育ての悩み、どう返していますか? 「正論やマニュアルばかりが正義じゃない」――“パパカルタ”で書かれているアドバイスにはっとします。

 作者は2歳のお父さんで、Instagramで自身の育児のエピソードをつづっているpapakomaさん(@papakoma)。「パパカルタ」は、出産や育児を頑張るパパへのメッセージやアドバイスをまとめているものです。「パパカルタ」と銘打たれていますが、ママはもちろん、子育てをしていない人にも響く内容です。

パパカルタ
パパカルタ
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 papakomaさんの漫画では、男性同士の会話では「相談されたら正論や解決策を説く」ということが多々あると書かれています。例えば「泣きやまない」という悩み事に対して「泣くのが仕事」「今だけ」と言ったり、子どもとの接し方に悩んでいるときに「子どもとの時間は宝」と言ったり……。悪気があるわけではなく、むしろよかれと思ってのコミュニケーションであることがほとんどです。

 しかしpapakomaさん自身、初めての育児の中で「本当に育児ってマニュアル通りにいかず 解決策を調べ考えやっても それでもうまくいかず不安や心配がつきない」という日々を送っていたそう。そうすると、「正論よりも先に同調がほしい」「その方が不思議と心が軽くなる」と思うようになったといいます。

 これは性別関係なく、子どもの命や生活に関わる決定をしなければならない責任を背負っている保護者が感じているものかもしれません。いわゆる“正論”のほとんどが、もう自分で検討したことや実践したこと、言い聞かせていることだったりするんですよね……!

 パパカルタでは、「責任感から余計な正論だけが耳に届いてしまい 刀のように突きささってしまう」「その結果自己嫌悪に陥ってしまう事もある」とし、パパに向けて、パートナーだけに育児を任せるのではなく、育児を学んだうえで苦労や悩みを経験し、「あなたは間違ってない あなたはよく頑張っていると 同調できる力をつけたいですね」と結んでいます。

 Instagramには「頑張ってるね、と言って貰えると本当泣きそうになります…」「男性はすぐ解決しようとしてくれますもんね それがいい時もあるんですけど、、」といったコメントや、「言葉のチョイスや言い方や声のトーンや背中をさすってくれたりと、工夫は、方法は色々あります」といった“言葉のアドバイス”以外での寄り添い方などが寄せられています。

 papakomaさんのパパカルタでは、他にも「その台詞喜ばれてるとは限らない」「理想よりあなたのままできっといい」「限界の夜中育児の妻を見た」「切なさは気づいてもらえぬ孤独感」など、どきっとしたり身につまされたりするものが投稿されています。

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