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めちゃくちゃ貴重な高級スポーツカーが、消防隊員たちの手によって無残な姿に。米国の消防署で行われたとある訓練の様子を撮影した写真が話題になっています。
話題になっているのは、米ミシガン州にあるディアボーン消防署が、2020年10月16日にFacebookに投稿した写真。署内で行われた隊員たちの訓練風景を紹介しています。
この日は救出活動などで使用する特殊機材を使った訓練が行われたようですが、隊員たちの目の前に置かれている試行用のクルマは、なんと高級スポーツカー「シェルビー・マスタング GT500」。えっ、マジで!?
マスタングといえば、日本でもアメ車、マッスルカーの代表格として知られています。その中でもシェルビー マスタング GT500は、スーパーチャージャー付き5.2リッターV8エンジンを搭載し、最大700馬力以上を出力するなど、ハイパフォーマンスモデルに位置づけられているモデルで、歴代シリーズの中でも特に強力なクルマです。
そんなシェルビー マスタング GT500に、消防隊員たちが特殊な機材を使った訓練を実施。無事で済むわけがありません。
訓練後の写真では、なんとか原型は保っていますが、容赦なくズタズタにされています。
この車両、実は正規品ではなく、開発中に作られたテスト車だったそうです。高級オプションの「カーボンファイバートラック」も装備していますが、公道走行は不可能。そのため、訓練などの用途にしか使い道がなかったというのが実情のようです。
もったいないと感じる気持ちもありますが、人命救助のために必要な訓練に役立てたのなら、有意義な使い方だったのかもしれませんね。
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