米国の自動車メーカー「フォード」が、同社のマスタングシリーズとしてSUVタイプの新型「マッハE」を発表しました。
マスタングは1964年に登場した、フォードの看板シリーズ。GMの「シボレー カマロ」(関連記事)などと共にアメ車を代表するクルマです。
そのマスタングシリーズに55年ぶりの新型車種としてラインアップされるのが今回のマッハE。SUVスタイルのEVです。
パワートレインには最大336馬力、最大トルク57.6kgf-mを出力する電動モーターを搭載します。さらにハイパフォーマンスモデルの「マッハE GT Performance Edition」は最大465馬力、最大トルク84.6kgf-mまで出力をアップする予定。停止状態から時速60マイル(約96キロ)までは3.5秒以内に到達するのを目指すなど、マスタングらしい力強さを打ち出しています。
SUVらしく積載量も豊富で、リアトランクは820リットルのスペースを用意。また130リットル程度のフロントトランクも用意してあり、カバンなどの手荷物であれば余裕のあるスペースを確保しています。
スマートフォンとクルマを連動させることで、ドライバーの接近を感知してクルマのロックを自動で解除するなど、機能面でも最新鋭のシステムを導入しています。
マッハEはすでに予約受付を開始しており、価格は36395ドル(約395万円)から。納車は2020年から始まる予定です。
ちなみにマスタングのEVといえば、1967年型のマスタングに電動モーターなどを組み込んだ「チャージ・マスタング」というモデルも話題になりました。英国の「チャージ・オートモーティブ」という会社が、フォード社の公認を受けて製造しています。
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