歌手のアリアナ・グランデが10月23日、新曲「Positions」をリリース。米大統領選の候補討論会直後という効果的なタイミングで自ら大統領になりきるミュージックビデオを公開しました。MVを通じて投票を呼びかけるだけでなく、自らの意見をエンターテインメントを通じ表明するというアリアナのスマートなやり口は「グランデ大統領万歳」「頼むから出馬してほしい」と話題になり、Twitterではトレンド1位となっています。
ミュージックビデオは米大統領が住まうホワイトハウスの外観からスタート。“立場”を意味するタイトルを表現するように、昼は執務室で会議、夜はキッチンで料理とその時々に応じて柔軟に“ポジション”を切り替えて日々を忙しく過ごすアリアナ大統領の生活が描かれています。
本作には議員の1人としてアリアナの母ジョアンがカメオ出演しており、また執務室を飾る飼い犬たちのポートレートなど細かいしかけにご注目。場面が切り替わるとともに次々と変化するアリアナの衣装もポイントのひとつですが、中には故ダイアナ妃を思わすエレガントなリトルブラックドレスや、ジャクリーン・ケネディ風のセットアップなど政治に関わってきた過去の女性を思わすコスチュームも含まれています。さらに現実の議場に比べればカラフルさが段違いな議員たちの華やかで自由なファッションも見逃せません。
「Positions」はアメリカのiTunesで、配信から1時間もたたずに総合1位を獲得。政治に強い関心を持ちこれまで選挙へ向けてSNSで自分のファンへ重ね重ね投票を呼びかけてきたアリアナが、注目度の高い討論会直後のタイミングで大統領になりきるMVを解禁したことで大きな話題となり、Twitterでもトレンドトップ入りを果たしました。
ファンは「グランデ大統領万歳」「アリアナ・グランデを大統領に」「頼むから出馬してほしい」とグランデ大統領就任を望むコメントを続々と投稿。トランプ大統領やバイデン候補にも劣らない策士ぶりを「やりおる」「なんとスマートなやり方」とたたえる声も聞かれました。特に現実には存在しない女性大統領を描き、郵便投票のぜひを巡って激論する政治家たちをあざ笑うかのように、USPS(アメリカ合衆国郵便公社)を表彰するシーンを挟み込むなど、さりげなく主張を盛り込んだMV作りの手腕でファンを「さすが」とうならせています。
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