スモークサーモン製造などを手掛ける王子サーモン(@Oji_Salmon)のクラウドファンディングが、残り2日で目標金額の300万円を達成しました。一見順調に進んだように見えるこの企画ですが、実はつい1日前の10月28日時点での達成率は、たったの“5%”だったのです。この大逆転劇は、どのようにして起こったのでしょうか。
王子サーモンがクラウドファンディングを始めたきっかけは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大による売上の減少。5月の緊急事態宣言から苦しい状況が続いていたため、新商品の“生スモークサーモン”を製造する設備と人員を整える資金に充てることを目的としています。
しかし、いざクラウドファンディングを開始しても、支援はほとんど集まりませんでした。それもそのはずで、公式Twitterなどでは告知していなかったのです。その理由は、「広告はみなさん嫌かなと思って」。謙虚か。
しかし28日に、さすがに残り3日で5%というのっぴきならない状況になり、ついにTwitterで告知を実施。「実は…今までTwitterで告知しなかったのですが、以前からこっそりクラウドファンディングをやってました! 残り3日で達成率5%…悲しいことになってます…(泣く顔文字)ウゥ」。か、悲しい……。
しかし、その悲しさが多くのTwitterユーザーの心を打ったのか、支援者が急増! 約半日で達成率が34%になったかと思うと、29日には100%を超えてしまいました。すさまじいラストの追い上げです。
王子サーモン公式Twitterでは、支援者に目標達成の言葉を投稿。また、生産体制の事情から、今後の支援者にはリターンである生スモークサーモンの出荷が2021年1月以降になる可能性があることをおわびしています。
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