宝塚歌劇団は11月2日、2021年1月から4月まで上演予定の雪組公演「シルクロード〜盗賊と宝石〜」で、作曲家の菅野よう子さんから楽曲提供を受けることを発表しました。Twitterでは「菅野よう子」がトレンド入りし、「雪組に菅野よう子氏降臨!」「これ、最高のケミストリーしか生まれない夢の組み合わせじゃん」「歴史に残る公演になりそう」など大きな反響が起こっています。
宝塚歌劇団は公式サイトで、菅野さんから楽曲提供を受けることを報告。宝塚大劇場では2021年1月1日から2月8日、東京宝塚劇場では2021年2月26日から4月11日にかけて上演される雪組の公演で用いられます。なお、同公演を最後に、雪組トップスターの望海風斗さん、トップ娘役の真彩希帆さんの退団が発表されており、「菅野氏よう子氏が創りあげる独創的な世界観のある楽曲と望海風斗を中心とした雪組が届けるハーモニーにどうぞご期待ください」とコメントしています。
菅野さんといえば、たぐいまれなる音楽センスをいかんなく発揮し、映画でもゲームでもテレビドラマでもアニメでもCMでも印象的な音楽を生み出してきた生きる伝説。とりわけ、「マクロスプラス」に始まるアニメの劇伴では作品世界を音楽で表現してしまうかのような”神曲”でファンも多く、「カウボーイビバップ」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「マクロスF」をはじめ、多くの作品で菅野さんの音楽に酔いしれることができます。
近年では、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」や大河ドラマ「おんな城主 直虎」の音楽も担当。2019年には天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典の奉祝曲「Ray of Water」の作曲でも知られ、広い世代、広い層に知られる存在感を放っています。
望海さんと真彩さんの歌うまトップコンビの同時退団公演に添えられた豪華コラボの一報は、宝塚歌劇団、菅野さんのファン双方が大喜び。「これ、最高のケミストリーしか生まれない夢の組み合わせじゃん」「歴史に残る公演になりそう」「まじ1年間ぐらい公演してほしい」といった喜びの声の他、「だいきほ×菅野よう子サウンドはまさに『私の歌を聴けーーーーー!!!!!』じゃん…!」と的確に表現する声、また、こうしたコラボを実現させる宝塚歌劇団の演出家、生田大和さんの手腕を高く評価する声もみられます。
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