ダイヤモンド・ビッグ社が「地球の歩き方」事業を譲渡 コロナ禍で海外旅行事業が大きく変動

事業の維持と発展を図っていきます。

[ねとらぼ]

　出版業を手がけるダイヤモンド社は、ガイドブック「世界の歩き方」を発行する子会社のダイヤモンド・ビッグ社の出版・インバウンド事業を、学研プラスが新設する子会社に譲渡することを発表しました。

黄色のカラーが印象的な「地球の歩き方」シリーズ（公式サイトより）

　ダイヤモンド・ビッグ社が発行する「地球の歩き方」は、1979年に創刊されたロングセラーの海外旅行ガイドブック。ダイヤモンド・ビッグ社は、同社の主要コンテンツである「地球の歩き方」を始め、海外旅行ガイドブックの出版を手がけてきました。しかし、COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の世界的流行により、海外旅行関連の事業環境が大きく変動。これを受け、事業の維持と発展を図るべく事業譲渡契約を結んだといいます。

  

地球の歩き方シリーズのガイドブック（公式サイトより）

　ダイヤモンド社は「長年にわたり、読者の皆様には当社の出版物・コンテンツをご愛読頂き、また、関係各位には当社事業にご理解ご協力賜りまして、誠にありがとうございます」とした上で、「学研プラス新会社様のもとで出版される「地球の歩き方」等の書籍・コンテンツに引き続きのご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」とコメントしています。