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「10円当たりあめ」などを製造するアメハマ製菓が、2021年4月末での廃業を発表しました。創業111年の歴史を持つ同社の製菓製造販売事業が、その長い歴史の幕を閉じます。
同社は廃業の理由として、まず新型コロナウイルスの影響を挙げ、「今後はより厳しい経営環境になることは明らかである」とコメント。さらに、高コスト体質の生産体制を続けてしまったこと、製品が競争激化の波にさらされる中、製品の多様化に追い付けなかったこと、旧来の取引条件や売価の抑制という大きな壁に阻まれてしまい、納品価格の交渉が難しいこと、原材料費が上昇していること、旧来的な製造方法と市場売価による収益構造が成立していないこと、設備が老朽化しており新規設備投資が必須なこと、などを挙げています。
同社は、「かねてより、さまざまな経営課題に関する対処について検討し、進むべき道を模索しておりましたが、いつ終息するとも知れないコロナウイルスの影響は計り知れないと認識しており、これ以上の経営継続は困難であるとの結論となり、事業の廃業という決断に至りました」と結んでいます。
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