COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が広がるにつれ、さまざまな情報が錯綜するようになりました。中にはかなり怪しげなものも。たびたび接する人が怪しげな情報を披露するようになったツラさを描いた漫画が反響を呼んでいます。
作者は漫画家のポン(@pon0737)さん。1年ほど通っていた理髪店の理容師さんが、「コロナはない」「ワクチンは製薬会社の金もうけ」「5Gやばい」など怪しい情報を話題にするように。しかも情報源はYouTube……。ポンさんは、そういった情報を広める人たちは、再生数を稼ぐために過激なことを言っているのだとたしなめるものの効果はありません。
ポンさんは次第にその店で髪を切ってもらうのが「キツい」と感じ、思い悩むように。しかし店を変えればいいのだと気付きます。新しいお店で天気やおいしい飲食店など他愛のない「ふつうの会話」を楽しんだポンさんは、「いつもと同じ髪型なのに倍くらいスッキリ」と感動したのでした。
いわゆる「床屋さん」は髪を切ってもらう場所ですが、ただ散髪できればいいというわけではなく、そこでのコミュニケーションも大切だということが伝わります。また、人が好む話の内容はそれぞれですが、コロナ禍によって怪しげな情報がまん延しやすい状況が生まれ、人と人との間に会話が成り立たないほど大きな溝ができてしまっていることも感じます。
漫画を読んだ人からは、長年通ってる美容院やかかりつけの病院で同じことがあったという体験談や、「不安は人をおかしくしますね」と怪しげな話がまん延する原因に言及する声などが寄せられています。また、逆の立場でお客さんから怪しげな話をされて困っているという、相手を選べないお店の立場からのコメントもありました。
画像提供:ポン(@pon0737)さん
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