デュオ歌手のゆずが4月6日に新曲……ではなく、1年前に完成していた「イマサラ」のミュージックビデオを“いまさら”YouTubeで公開。冒頭からインド映画や90年代を思わせる荒い画質、カクカクのCGとツッコミポイントは数えきれず、公式Twitterで自ら「ゆず史上最低!?」と触れ回るカオスな仕上がりとなっています。どうしてこうなった。
「イマサラ」は、2020年発売のアルバム「YUZUTOWN」に収録されている楽曲。プロデューサーの「インドの曲を作ってほしい」というむちゃぶりから誕生し、エスニック調のサウンドに「ナン」「サフラン」などそれっぽい単語がちりばめられています。なおタイトルはレコーディング中に「もう少しインド感抑えて」とプロデューサーに指摘された北川悠仁さんが発した「いまさら!?」というツッコミが語源。しかし、あえてカタカナなのは「マサラ」とかかっているような……結局インド感あふれちゃってる。
こうした背景からインド風なのはうなずけるものの、手始めとばかりにいきなりゆずの2人ではなくインドっぽい男女3人が登場するあたりから早くも様子はおかしい方向へ。ようやく本人たちが登場したかと思えばタオルを振り回して首をカクカク踊り出し、雑コラもとい斬新なCGでカレーにぶちこまれています。
後半部分にはYouTuberの「アバンティーズ」、アイドルグループ「でんぱ組.inc」の鹿目凛さん、根本凪さんらがゲストとして登場。取り立ててピックアップされるわけでもなく、ただその場で踊るだけと「豪華な無駄遣い」と言っても過言ではない状況に深刻なツッコミ不足が悔やまれます。タージマハルにガンジス川と各地の名所を紹介し、ラストは冒頭に登場したインドっぽい3人衆を背景にゲストやゆずが全員集合。もはや解説ができないほどのカオスで大団円を迎えるのでした。怒られないのかこれは?
ファンは「これだからゆずのファンはやめられない」「いい意味で言葉が出ません」と絶賛。悪夢といっても差し支えないほどのカオスさに「インフルエンザの時に見る夢みたい」と的確な表現も見られました。一方でゲスト目当てでMVを見る人を思って「ゆずの曲に触れるきっかけが、このMVで大丈夫!?」と心配する声も上がっています。
過去にも歌詞をよく読むとちょっぴりお色気路線な「いちご」や、ミュージックビデオの北川さんの女装姿が印象的な「恋の歌謡日」など、ユーモアあふれる楽曲も多数制作。ユーモラスな面が評価されてきたものの「イマサラ」には熟練のファンもさすがに度肝を抜かれたようで「このMVはゆずっこ(ゆずファンの総称)でも理解できない」とさじを投げざるを得ないようでした。カレーだけに。
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