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新青森駅「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」(1200円)〜津軽のりんごが引き立てる! 冷めても柔らかい焼肉駅弁(1/12 ページ)

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは新青森駅「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」(1200円)です。

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駅弁
新青森駅「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」(1200円)
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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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キハ48・40形気動車・普通列車、五能線・鯵ヶ沢〜鳴沢間(2020年撮影)

鯵ヶ沢を出ると、日本海に別れを告げて、津軽平野へと入っていく五能線の列車。

ちょうど、秋田犬の“わさお”がいたお店の辺りが、ターニングポイントとなりますね。

いまから10年前、映画化もされた「わさお」は、震災後の日本を癒してくれました。

残念ながら、令和2(2020)年6月、わさおはその生涯を閉じ、長年、わさおの目の前を行ったり来たりしていた、五能線のキハ40形気動車も、この春で引退となります。

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青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当

10年前の新聞を読み返していると、わさおが、五所川原の立佞武多(たちねぷた)の館の一日館長を務めていた記事が見つかりました。

そんな立佞武多のポストカードが掛け紙となった駅弁「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」(1200円)が、五所川原にある「つがる惣菜」の製造で、新青森駅に登場しています。

実際の立佞武多をベースに、掛け紙用に改めて描き下ろしたデザインなんだそうです。

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青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当

【おしながき】

  • ご飯(青森県産つがるロマン)
  • 青森小川原湖牛の焼きしゃぶ 糸唐辛子ほか
  • りんごのしそ巻き
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青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当

青森・上北地方の自然豊かな風土のなかで育てられたという「小川原湖牛」。

この薄めのしゃぶしゃぶ肉を、地元・五所川原産りんご「御所川原」を使ったたれに漬け、焼き上げて、青森県産「つがるロマン」のご飯の上に載せられています。

冷めてもやわらかく、肉そのもののうま味が感じられるのが嬉しいですね。

コチラの駅弁は、新青森駅の他、東京駅・祭でも販売があります。

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車窓の岩木山

奥羽本線や五能線の車窓からは、天候に恵まれると、美しい岩木山の姿が望めます。

たれに使っているりんご、「御所川原」は、赤い果肉と酸味が強いのが特徴。

「つがる惣菜」によると、五所川原農林高校産の果汁を使っているそうで、りんごの酸味も、冷めてもやわらかい食感につながっているのでは……とのことでした。

その意味では、青森・五所川原ならではの味わいが楽しめる焼肉駅弁ですね。

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キハ40形気動車・普通列車、五能線・五所川原駅(2020年撮影)

令和2(2020)年に開催された「駅弁味の陣2020」では、立佞武多が描かれたポストカードの掛け紙が高く評価され、掛け紙賞を受賞した「青森小川原湖牛焼きしゃぶ弁当」。

五能線を走る車両の世代交代は進みますが、五所川原で接続する津軽鉄道を含めて、またいい季節にのんびりと旅をしたいもの。

もちろん、旅のお供には、駅弁をお忘れなく!

(初出:2021年3月12日)

連載情報

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ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


※新型コロナウイルス感染症、Go To事業、運行状況に関する最新情報は、厚生労働省、内閣官房、首相官邸、国土交通省・観光庁のWebサイトなど公的機関で発表されている情報、鉄道事業者各社の情報も併せてご確認ください


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