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「どうしてこうなった」「魔のコーナー」 欧州カート選手権で起きた「15台が同じコーナーでコースアウト」する珍事を捉えた映像が海外で話題に
雨、ドライタイヤ、下り勾配のコーナーという最悪のコンビネーション。
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たった1つのコーナーで、15台ものカートが次々にコースアウトするという珍事を捉えた映像が、海外で大きな注目を集めていました。コースデザイン、天候、そしてタイヤ選びがすべて悪い方向で噛み合ってしまったようです。
事件があったのは、ベルギーにあるゲンクサーキット。当時、欧州の猛者が集まるカート選手権が行われており、その真っ只中に事件は起きました。
直前のコーナーを立ち上がったカートは、次のコーナーに向かって位置を調整。問題のコーナーに向かって理想的なラインで進入を試みますが、そのままするっとコースアウト。続く2番手のカートもまっすぐにコースアウトしていき、3番手のカートは180度スピンしてコースアウト……その後も次々にコースアウトしていきました。
このコーナーでコースアウトしたカートは15台。観客もスタッフもただ頭を抱えながら見ていることしかできませんでした。
どうしてこんな珍事が起きたのか。この日、現地では雨が降ったものの、レースが行われる時間にはすでに雨は上がっており、各カートはドライ(乾燥した路面)に対応したタイヤを装着してレースに挑むことになりました。しかし、コースは完全に乾ききっておらず、一部がまだ濡れていたそうです。
ドライタイヤと濡れた路面、それがよりにもよって「下り勾配のついたコーナー」でマッチングした結果、15台ものカートが滑って盛大にコースアウトしていく珍事を生んでしまったもよう。まさに「魔のコーナー」といったところですね。
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