ねとらぼ読者から自宅で起こった危険な出来事を伺う企画「うっかりおうちで死にかけた」。今回は、「東方Project」二次創作小説などの同人活動を行っている土露団子(@dango_doro)さんに「ドアの故障で風呂場から出られなくなった」ときの体験談を伺いました。助けが呼べてよかった……。
「お風呂という安寧の地が一瞬にして絶望の底」
冬場、お風呂に入ろうとしたら、素っ裸のまま出られなくなったことがあります。
浴室に入るときドアノブの感触がなんだかおかしかったので、「あれっ?」と思って浴室内側から回し直してみたところ、根元からボロッと折れてしまったような感じです。本当に果物狩りのときのように、もぎっとあっけなく……(笑)。
実は1〜2週間ほど前からドアノブをひねりきっても少し引っ掛かる感触があって回りにくくなっていたのですが、“ドアノブが取れる前兆”はそれくらい。「突然の出来事」という印象でした。外れてしまったドアノブを見ると外見は至って普通である一方、通常では見えない内部がサビてボロボロになっていたことが分かりました。
―― 「ちょっと具合の悪いドア」ってそんなに珍しくないですし、まさかドアノブが取れるほどのトラブルになるとは思わないものなんでしょうね……。その状況からどうやって脱出したのでしょうか?
一緒に暮らしている母親はすでに寝ていて、泣き叫んでも起きませんでした。
ですがその日は冬至で、私は「いつもはシャワーだけで済ませているけど、今日は柚子湯にしよう。せっかくだからスマホで読書でもしながらのんびり浸かろう」と、たまたまスマホを持ち込んでいました。
これが人生最初で最後の体験になると思うのですが、自宅のお風呂場から自宅の固定電話に電話をかけまくって、母親を起こして浴室のドアを開けに来てもらいました。「何してんの?」と叱られました。
―― 外側からは開いてしまう分、こっちの危機感が伝わりにくいのかもしれないですね。
お風呂という安寧の地が一瞬にして絶望の底へと化した衝撃は大きく、結局、柚子湯は入らずじまい……。
また、この日以降、家の中であっても基本的にスマホを持ち歩くように。シャワーのときは浴室横の洗面台にスマホを置いて、いざというときSiriが反応できる状態にするなどしています。
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