東京・世田谷区の砧(きぬた)公園内にある世田谷美術館に、小さくモフモフした“訪問客”がやってきて警備員さんを困らせる事案が発生しました。以前には広島県の美術館で同館内に侵入しようとする猫ちゃんが現れTwitterで話題になりましたが(関連記事)、今回訪ねてきたのはなんとタヌキの赤ちゃんでした。
世田谷美術館公式Twitterは、タヌキの赤ちゃんがやってきたときの様子を動画で公開。
ツイートでは、「ちょうど仕事終わりの時間帯に、職員用の通用口から人が出てくるたびに中に入りたがり、15分ほどの攻防の末、森に帰っていったタヌキちゃん」と一部始終を紹介しています。
赤ちゃんタヌキはガラス扉の外から何度も館内をのぞいており、中が気になる様子。そして一方、タヌキちゃんを見守りつつも、人の出入り時に侵入されないよう頑張る警備員さん。
そんなやりとりや赤ちゃんのかわいさになごみつつも、どうすることもできない野生動物に困った一日となりましたが、ともあれ最後は自分から帰っていったとのこと。
Twitterではタヌキの赤ちゃんがひょこひょこ動く姿に「ちっちゃくて可愛い」や「ちゃんとお母さんの所に帰れたかな?」と心配する声が寄せられ、また砧(きぬた)公園に現れた“たぬき”ということで「きぬたのたぬき!」という回文でも拡散されています。
ちなみに、同公園内にある売店・パークス砧梅園前店では、タヌキの顔が描かれた今川焼き「きぬた焼き」が名物商品として販売されていたり、周辺地域の案内板もタヌキ風デザインだったりします。
今回の小さな訪問客の動画は世田谷美術館の公式YouTubeチャンネルでも公開中。気になる赤ちゃんタヌキのその後ですが、後日警備員さんが巡回していたところ、お母さんタヌキと一緒にいる赤ちゃんタヌキを目撃したとのこと。無事にお母さんと合流できてよかったです。
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