金沢の露天風呂に一晩で「ピラミッド」が出現 利用客の職人技にスタッフも「またぜひお願いいたします」（1/2 ページ）

色違いの木を交ぜて、1つのピラミッドを2つに見せる職人技。

[沓澤真二，ねとらぼ]

　石川県の温泉施設「テルメ金沢」にて、利用客がこっそりヒノキのピラミッドを建築。見事な出来栄えに注目が集まっています。古代エジプトの方が入浴してました？

配列が美しい……！

　同施設は毎週金曜日に、大小のヒノキを湯船に浮かべる「檜の湯」イベントを実施中。その翌日7月3日土曜日早朝、清掃に入ったスタッフが、小さいキューブ状のヒノキを積み上げたピラミッドを発見しました。チェッカーフラッグのようにスキマを開けた、バランスをとるのが難しい構造が、プロの犯行を思わせます。

よく見ると、左側のピラミッドは白い木を組み込むことで、ピラミッドがもう1つ手前にあるよう見せている

　そのていねいな仕事は「才能の無駄遣い（ほめ言葉）」「色違いの木でピラミッドの中にもう1つのピラミッドを表現しているのがすごい」「ノリがミステリーサークルで笑える」「これを全裸で作っていると思うとおかしい」などと話題に。公式も「来週の金曜日もぜひお願いいたします」と歓迎しています。

　テルメ金沢は、他にも毎週日曜日にアヒルのおもちゃが湯に浮かぶ「アヒルの湯」イベントを実施。サイズの大きな「アヒル隊長」や「アヒル中隊長」をボール代わりに遊ぶ人もいるそうです。ヒノキにしてもアヒルにしても、イベント本来の意図とは違った盛り上がりを見せていますが、「他のお客様のご迷惑にならない範囲でしたら、こうして楽しんでいただけてうれしく思います」とのことでした。

現場の露天風呂

昼も夜も風情があって良い……（テルメ金沢公式サイト）