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自分の伝えた想いが、どこかの誰かを救っているのかもしれない、そんな風に思わせる漫画が感動を呼んでいます。
「毎朝、死にたくなる」――サラリーマンの男性が駅でそう独白する場面から物語は始まります。「このまま飛び込めば、会社に行かなくてすむ」「明日こそ死のう」。そう思っていた彼の朝は、一冊の小説を読み始めたことで変わっていきます。
小説は男性を虜にし、彼の朝を輝かせ始めました。その感謝を伝えるべく、彼はファンレターを書くことにします。
「貴方の小説の新作が出るかもと、そう思うだけで生きていたいと思えました」「貴方に命を救われたんです……!」――古い作品だけに、届くかもわからないファンレターですが、男性は自分の想いを余さず書き連ねたのでした。
そのファンレターを読み終えた作者は、声を上げて泣いていました。その背後には輪になったロープが……。ファンレターはその想いと一緒に確かに届き、今度は作家の命を救ったのです。
作者は漫画家の江戸川治(@edoosam)さん。読者と作者がお互いを支え合う姿に、「いい話」「泣いた」という人が続出しました。
江戸川さんは、Webマンガサイト「くらげバンチ」で、3分間だけ命を生き返らせるお店と、それを利用する人たちを描いたマンガ「インスタントライフ」を連載中。7月8日には単行本2巻が発売されています。
作品提供:江戸川治(@edoosam)さん
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