英ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイが7月13日から15日にかけて、立て続けにInstagramを更新。下水氾濫の被害に遭った自宅の惨状を公開し、「想像以上にひどい」「なんとかなればいいのだけれど」と励ましのメッセージが殺到しています。
ブライアンは式典から帰宅して目の当たりにした被害の様子を動画にして投稿。「ヘドロだらけ」とうんざりする本人の声とともに、泥に覆われた自宅1階や地下階が映し出されます。「皮肉なことに」と自虐しながら、数カ月前に森林火災の恐れから幼少期のアルバムやスクラップブックを別の物件から移動させたばかりで、妻も同様に思い出の品々を地下階の床に置いていたと告白しました。
他者には無価値なただの“モノ”だったとしても、自分たちにとっては大切な品だったと訴え、それが「びしょぬれでめちゃくちゃ」になってしまったことへ怒りを強調。居住するケンジントン地区は150年にわたって水害被害はなく、また事前に警告されていたにもかかわらず、過去10年で地下開発が進んだ結果、排水システムが無効になったと地区行政を批判しました。
一方で行政側は、同様の被害はロンドン市内各地で発生していると主張。「地下階との関係はない」とブライアンの主張を否定する声明を発表したとMirrorをはじめとする英メディアが伝えています。
当初は「写真やコレクションをなんとか救おうという努力に歯止めがきかず、夜もなかなか眠れない」とショックを隠せない様子のブライアンでしたが、15日には「現実逃避」と自虐しつつ撮影のためスタジオへ。「モップがけのスキルは確実に向上しているよ……みんな頑張ろう!」と同じ被害に遭った住民へ呼びかけるまで、なんとか立ち直りつつあるようです。
ブライアンと妻のもとへは多くのファンから励ましのメッセージが殺到。「大切なモノがめちゃくちゃになってしまったことはとても気の毒だけれど、あなたと奥様が無事だったことを何よりありがたく感じる」「思い出を失うつらさがどんなものか、想像さえできない」とファンにとっても衝撃的な出来事だったようです。
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