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7月16日朝、東京・代々木公園に「巨大な女性の顔」を模した気球が浮かびました。ギョッとせずにはいられない奇妙な光景。一体何者……?
こちらの気球は、現代アートチーム「目 [me]」によるプロジェクト「まさゆめ」。同チームに所属する荒神明香さんが中学生の頃に見た夢に着想を得ています。(※eはアキュート付き)
気球は実在の人物を模してあり、モデルは2019年に世界中で募集した「顔候補」の中から選ばれました。なお、この人物にも選考の結果は知らされておらず、顔の浮上によって初めて自分が気球になったと分かります。
まさしくいつどのような夢を見るか分からないように、具体的な決行日を予告せず、顔はいきなり東京に現れました。現実感の無い不条理な光景に思えますが、それでは逆に、コロナ禍で一変した現在の社会を想像できた人がいるでしょうか? プロジェクトチームは「その顔はこのパンデミックの空から私たちを見返している。まるで、この状況に加担しているのは紛れもない私たち自身であるというように。《まさゆめ》は、この困難と向き合い続ける。何かを見出すその時に向けて、どんな時も想像を続けそれを分かち合いたい。」と述べています。
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