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となりの病室から毎晩物音が聞こえる…… 看護師も恐れる「奇妙な空き部屋」、入院中の怪奇体験を描いた漫画(1/2 ページ)

出産のため入院した病院には、怪奇現象が起こる空き部屋があり……。

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 規模の大きな病院には、1つや2つは怖い話があるようで、看護師さんにお話を聞くとほぼ例外なく楽しそうに教えてくれます。皆さんも機会があれば尋ねてみてください。

 今回ご紹介する作品は、出産のため産婦人科へ入院した女性……作者の妻が見た「病院の怪奇現象」を漫画化したもの。作者はイラストレーターのkemurin_p(@kemurin_p)さんです。

産婦人科の隣室 漫画

 作者の妻、さやけんさんのお話。出産のため産婦人科へ入院してから2日目の夜中、生まれたばかりの子どもを寝かしつけた後のことでした。なぜか看護師さんが部屋を訪れ、さやけんさんに妙なお願いをしてきたのです。

産婦人科の隣室 漫画
産婦人科の隣室 漫画
産婦人科の隣室 漫画
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 それは「さやけんさんのいる隣の部屋から物音がする。だけどそこは空き部屋で誰もいないはず。確認するのが怖いので一緒に来てほしい」というものでした。

産婦人科の隣室 漫画
産婦人科の隣室 漫画
産婦人科の隣室 漫画
産婦人科の隣室 漫画

 看護師さんはとてもおびえているようで、さやけんさんの背後に隠れるように廊下を進みます。そしてさやけんさんが静かにドアを開け、中を確認したところ……液晶テレビの電源が点いており、部屋の中には「ザザザー……」と、砂嵐の音が鳴り響いていたのでした。

産婦人科の隣室 漫画
産婦人科の隣室 漫画

 ところが、よくよく考えてみればおかしな話です。今は地デジ化が進んでおり、電波がなければ画面は真っ暗になるだけ、アナログテレビではないので砂嵐の画面も音も出ないはず。ですが看護師さんによれば、この現象は毎日起きているらしく「チャンネルを別の局に合わせても、深夜になるとテレビが点いており、砂嵐の画面になっている。それだけでなく、人の話し声も聞こえてくる」と言います。

 さやけんさんはこの後3日間、空き部屋の隣の病室で過ごしたのですが……人の話し声こそ聞こえなかったものの、退院するその日まで毎日、深夜になると隣室からテレビの砂嵐の音が聞こえていたそうです。

 このお話には後日談があります。それはさやけんさんが2年後、この産婦人科へ再度入院したときの出来事なのですが……こちらのエピソードは次ページからまとめてお楽しみください。

作品提供:kemurin_p(kemurin_p)さん
記事:たけしな竜美(@t23_tksn

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