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“ゾンビ学”岡本健准教授に聞くゾンビの最新トレンド 「バイオハザード」シリーズは「ゾンビを復活させた」(1/2 ページ)

教えてゾンビ先生!

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 サバイバルホラーゲームの金字塔「バイオハザード」シリーズ初の連続CGドラマ「BIOHAZARD:Infinite Darkness(バイオハザード:インフィニット ダークネス)」の配信がNetflixでスタートしました。

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 同作については、監督を務めた羽住英一郎さんと、「バイオハザード」シリーズの製作/原作監修でプロデューサーを務めたカプコンの小林裕幸さんの対談記事をお届け済み。

 しかし、バイオハザードといえば、おどろおどろしいクリーチャーにもフォーカスしたい! 「ゾンビ」にフォーカスした記事をお届けするのに、誰を立てるのが適任なのか頭を悩ませた結果、「ゾンビ学」を専門とする近畿大学の岡本健(おかもと・たけし)准教授に着目。ゾンビについて多角的に研究するプロの視点から見た同作の魅力や、ゾンビの変遷などについてお話を聞くことができました。

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「ゾンビ学」を専門とする近畿大学総合社会学部総合社会学科の岡本健准教授。これはいいゾンビ

かっこいい「バイオハザード」が帰ってきた

―― 岡本さんは「バイオハザード」シリーズの大ファンとお聞きしました。先日Netflixでシリーズ初の連続CGドラマ「バイオハザード:インフィニット ダークネス」の配信がスタートしましたが、視聴しての率直な感想をお聞かせください。

岡本先生(以下、岡本) かっこいい「バイオハザード」が帰ってきたなと。もうその一言です。

 個人的には主人公のレオンがとても好きで、最新作でレオンの活躍を見られる喜びが一番大きいです。ストーリーのスケールの大きさも、やはり最新の「バイオハザード」だと感じました。

 一方、ゲームの「バイオハザード2」「バイオハザード3」あたりが好き、という方にとっては、最近の作品である「バイオハザード7 レジデント イービル」「バイオハザード ヴィレッジ」など、操作性を含めこれまでと少し方向性が変化したように感じられた部分もあると思うんです。ただ、同作はこれまでの出来事を思い出せて、初期シリーズが好きなゲームファンもぐっとくるものになっていて楽しめますし、僕自身もその世代の一人なので、すごくうれしかったですね。

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取材時の岡本准教授

―― 同作は「バイオハザード」シリーズでも屈指の人気を誇るレオンとクレアが主役として登場します。2人の活躍はどう映りましたか。

岡本 2人は協力しているけれど、それぞれの役割を果たすために、離れて行動しているのが実に“らしい”な、という印象です(笑)。これまでのシリーズでも2人が登場する作品もありますが、その続編という見方や、3DCG作品の4作目という捉え方で、過去作をまた見返したい気持ちになりました。「バイオハザード」シリーズの魅力の1つは、さまざまな方向に派生しつつも、1つの「バイオハザード」を形作っていること。いうならば、マーベルの「アベンジャーズ」のような世界観です(笑)。

 大きなところでつながってはいるんだけれど、作風や設定が少しずつ異なっている面白さがあるので、今回のように新作が出ると、これまでのゲームやCGアニメ、コミックスなどをもう一度見返したくなりますね。

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―― 新キャラクターのジェイソン、シェンメイの2人はどう映りましたか?

岡本 とにかく2人ともめちゃくちゃカッコイイなと! 敵なのか味方なのか!? という不思議さや不気味さを持ち合わせていることも、同作の1つの見どころではないかと。個人的には、ジェイソンの日本語版声優を担当している立木文彦さんが大好きで、その声で聴けるのはとても良かったです。

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