演歌界の大御所・吉幾三さんと、ホラーゲームの金字塔「バイオハザード」が異色のコラボ。“閑村”が舞台の新作「バイオハザード ヴィレッジ」(5月8日発売)にちなんで、“吉さんがバイオの世界へ連れ去られた”というトンデモ設定の公式イメージソング「俺らこんな村いやだLv.100」が4月23日に解禁となりました。
原曲はご存じ、吉さんが「ないない」だらけの田舎に嫌気がさし東京で一旗揚げてやろうと歌う、日本初のラップともいわれる吉さんの代表曲。何にもなくとも牛がうろつき警官の仕事がない“のどか”な田舎の風景を歌っていましたが「バイオハザード ヴィレッジver.」では「理性が無ェ 正気じゃ無ェ 人かどうかもわから無ェ」となくしてはならない大切なものが軒並みどこかへ消えた物騒なフレーズが続くことに。俺らこんな村マジでいやだ。
「油断も無ェ 隙も無ェ 人狼(ライカン)毎日ぐーるぐる」「村なのに 城はある 吸血姉ちゃん何者だ」とお察しの歌詞はもちろん、ミュージックビデオでは噛まれてしまった吉さん自ら人狼に変身するなどシリーズファンにはたまらないしかけが盛りだくさん。なお公式インタビューで吉さんは「もし人狼に囲まれたら」という質問に、「日本には銃はないので、刃物とか持って戦うかしかないですけど」「戦うときは戦いますね」と頼もしい言葉を残しています。
新作「ヴィレッジ」は主人公イーサン・ウィンターズが、邪悪と狂気に支配された村を舞台に娘を取り戻すための決死行を生き抜くという内容。一足先にプレーした吉さんは「廃家の裏に生えている冬のススキというか、草花とか、(自分の)家の裏にもいっぱいあるので、ひょっとして俺の家の裏を描いたのかなと思ったくらいリアル」「やらなきゃ進まないけど、黙って見ててもいいかなと思うくらいリアルな映像でしたね」と映像美についてコメントしていて「私の歌を歌いながら、笑いながら楽しんでいただきたい」とアピールしています。
吉幾三さんインタビュー
Q. 撮影を終えての感想や、「俺ら東京さ行くだ」の『バイオハザード ヴィレッジver.』を歌った時に、難しかった点などありましたら教えてください。
A. 20年くらいあまり歌っていなくて、早いテンポで歌える歳じゃなくなったので、言葉自体は難しくなかったですけど。歌うのはまだ一応こんなじいさんでもプロなんで、自分で作った歌なので難しくはなかったです。
(「俺ら東京さ行くだ」について)未だに、まだこの歌を「あ、知ってる」って言ってくれるのが1番ありがたいですね。日本に初めて入ってきたラップだと言われていますが、ラッパーはこんなの(法被)着ないですからね(笑)。法被も久しぶりに着させていただいて、本当にありがたいと思います。
Q. 今回、人狼(ライカン)の特殊メイクも体験されていましたが、感想をお聞かせください。
A. こういう特殊メイクは初めてやりましたが、結構時間がかかり、2,3回うとうとしました。それぐらいの出来なので、是非、私の怖い一面も見ていただきたいと思います。
Q. 人狼(ライカン)に囲まれたら、どのような作戦で戦いますか?
A. 誰かを守るためだったらどういった方法がいいか、人狼(ライカン)たちがどうなのかということを考えますね。日本には銃はないので、刃物とか持って戦うかしかないですけど...戦うときは戦いますね。
Q. 『バイオハザード ヴィレッジ』について、感じた印象などお聞かせください。
A. 本当にリアルな映像で、どんどん入り込んでいく感じでした。物語中もそうだけど、廃家の裏に生えている冬のススキというか、草花とか、(自分の)家の裏にもいっぱいあるので、ひょっとして俺の家の裏を描いたのかなと思ったくらいリアルでした。ゲームだけど、ただ見てるだけでも楽しいな。やらなきゃ進まないけど、黙って見ててもいいかなと思うくらいリアルな映像でしたね。
Q. 最後に『バイオハザード ヴィレッジ』の発売を待つ「バイオハザード」ファンの皆さんに一言お願いします。
A. 『バイオハザード ヴィレッジ』の発売を待つ、「バイオハザード」ファンの皆様。初めて見ましたけれども、とにかくリアルでびっくりしました。ゆっくり見てみたいなと思っているくらいなので、是非発売を楽しみに待っていてください。多くの方々に、私の歌を歌いながら、笑いながら楽しんでいただきたい、というのがコンセプトでございます。是非、私の人狼(ライカン)姿を見ながら発売を楽しみにお待ちくださいませ。
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