小学生の頃から読書感想文が苦手だった作者が、ある作品との出会いをきっかけに感想文を書かずにはいられなくなり、映画レビュアーを目指すことになった体験談漫画がすてきです。
イラストレーターのこぴまこ(@copimaco)さんによる、学生時代は読書感想文に苦手意識があったけれど、今では夢中で映画レビューを書くまでになったという経験をまとめた漫画。
こぴまこさんが小学生の夏休みに初めて書いた読書感想文は、「感想」というよりも「あらすじ」をまとめたものだったといいます。母親から「どう思ったか書いてみたらいいんじゃない?」とアドバイスをもらいますが、自分が感じたことよりも本に書かれていることを書こうとするあまり、いきなり「ちゃんと」は書けなかったそうです。
小学1年時の宿題は「あらすじ」を書き連ねた文章でも問題なかったものの、この読書感想文のスタイルは学年が上がるにつれて評価してもらえなくなっていきました。そうして感想を書くことへの苦手意識が積もっていく中で視野を広げてくれたのが、高校で出会った国語の先生の言葉。
「感想文のために無理して読むんじゃなくて まずは作品を楽しんでほしいのよね」。先生のこの言葉をきっかけに、作品に触れた後の「ほっこりした」「切なかった」などの感情を大切にするようになりました。
それ以来、こぴまこさんは「感想を書かないといけない」義務感から脱却し、本を純粋に楽しむ習慣を身に付けていきました。やがて、読書より映画を楽しむ機会が増えてくると、自然と映画アプリで鑑賞済みのタイトルを記録し、評価点数の星だけは付けるように。そして心を大きくゆさぶられたある映画に出会った際に、ついに感想文を書かずにはいられない衝動が湧き上がったのでした。
こうした経験を経て、今ではイラストを付けて映画の感想をつづるのが日課に。こぴまこさんは、今後はイラスト付きの映画レビューの連載を持つことが目標なのだそうです。Instagramでは、映画レビューに加えてオリジナル漫画なども公開していて、ほんわかとかわいいイラストで癒やしてくれます。
作品提供:こぴまこ(@copimaco)さん
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得意な人、苦手な人、はっきり分かれるもよう。