俳優としての転機
グループ解散後、進路について考えることとなった高石さん。そんな中で、“俳優”になりたい思いは日に日に強くなり、ついに子どものころからの夢をかなえることに。新たな一歩を踏み出し、舞台「バクステ!!」岩清水役や舞台「おそ松さんon STAGE〜SIX MEN'S SHOW TIME 3〜」橋本にゃー役などを務める中で、舞台「鬼滅の刃」では初めて主要キャラクターを演じることになります。
――あなたの転機はいつ? それはなぜ?
「α-X's」を卒業したときです。このままダンス&ボーカルを続けるのか、女優を目指すのか分岐点がそこにあったと思います。すごく悩みました。でも、途中でお芝居をやりたいんだなと日常的に感じる瞬間があって、例えばドラマを見ていて演技をまねしてみたり、泣いているときに分数を数えてみたり。「私、女優さんやりたいんじゃん」と気付きました。
――人生で一番うれしかったことは?
舞台「鬼滅の刃」の竈門禰豆子ちゃん役に選んでいただけたこと。
――難しかった作品は?
舞台「鬼滅の刃」です。これは多分私だけではなく、出演者やスタッフさん全員がすごく大変だったと言えると思います。殺陣やダンス、歌など、とにかく舞台上で動くことが多い作品でした。
――ためになったけいこや練習
舞台のけいこは、だいたい1〜2カ月で、せりふや体の動かし方などを全部なじませた後に、何回も何回も同じシーンを繰り返し練習するんです。そのときに、どこかメーターが外れて自分じゃなくなる瞬間というか、本当にその役が降りてくるような、自分がいなくなる瞬間がたまにあって、私はその瞬間を感じたくてお芝居の練習を繰り返ししています。ためになったこと……なのかな?
――好きな舞台作品は?
劇団☆新感線さんの「髑髏城の七人〜Season鳥」が好きです。
――今まで出演した作品で印象的なのもの
「ベイビーわるきゅーれ」
俳優として一皮むけた「ベイビーわるきゅーれ」
多くの舞台作品に出演する中で、映画で主演を務めるのは初。社会不適合者な“元女子高生”殺し屋コンビが社会になじもうと奮闘するバディ映画で、高石さんにとって重要な作品となったようです。
――「ベイビーわるきゅーれ」に出演して初挑戦だったと思うことは?
普段舞台が多いので、「ベイビーわるきゅーれ」の出演自体、初挑戦がいっぱいありました。それは主演だったり、挿入歌「らぐなろっく 〜ベイビーわるきゅーれ〜 feat. Daichi」を歌っていたり。その中でもすごく成長できたなと思うことは、普段舞台でお芝居をさせていただいているからか、“舞台芝居”と言われることがあり、(私的には悪い意味で言われたと思うのですが)、今回「ベイビーわるきゅーれ」を観て「(演技が)すごいナチュラルだね」と言ってくださる方が多かったので私的には成長できたと思います。
――それはなぜだと思いますか?
私自身が、ちさとちゃんに似ていたからだと思います。
――高石さん演じるちさとの魅力は?
感情を表に出しているかと思いきや、内に秘める思いがすごい多い子だなと思います。それがたまに垣間見える瞬間がいい。
――伊織さん演じるまひろの魅力は?
アクションも、殺陣もすごい。かっこ良さそうに見えて甘えん坊で子どもっぽくて不器用なところが魅力だなと思います。
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熱い男だ。