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自分でおもちゃを壊したのに「ママが壊した」 泣く子どもを“怒らずに見守る”母親の漫画に驚きと称賛(1/2 ページ)

子どもが自分から非を認めるまで見守る優しさに「自分もこうなりたい」。

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 時に理不尽に思える子どもの言い分。叱りつけるのではなく、自分で葛藤を乗り越えるまで見守った母親を描いた漫画に大きな反響がありました。作者は3歳の息子あごちゃんを育てるリコ(@fuddyxxduddy30)さん。

壊れたおもちゃ お気に入りのおもちゃを壊してしまったあごちゃん(3歳)
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 ある日、おもちゃの戦車を壊してしまったあごちゃん。もう直せる状態ではありませんでしたが、「直して! ママ壊した」と泣きます。「壊したのはあごちゃんでしょ。人のせいにしてはいけないよ」とリコさんは冷静に諭します。「壊したのは誰?」と問いかけると、自分が壊したことを認めたのでした。

壊れたおもちゃ 壊したのは自分だとは認めたものの、気持ちが収まりません

 「壊した 壊した」と転がり、声をあげて泣き、あごちゃんはおもちゃを捨てると言いだします。自分でお気に入りのおもちゃを壊し、元に戻らないことが受け入れられない。だから、誰かのせいにしたい。直らないなら捨ててしまいたい。

壊れたおもちゃ 静かにあごちゃんの気持ちに寄り添うリコさん

 リコさんはあごちゃんの気持ちを受け止めつつも、静かに見守ります。泣き続けるあごちゃんでしたが、1時間後には落ち着き、自分から「捨てちゃった? ごめんなさい」と言えました。

 失敗を母親のせいにして泣くあごちゃんに、怒らず向き合えたことについて「すごい」という声が多数寄せられていました。自分の子どもが同じことをしたら怒ってしまいそうというコメントが多く、「こうやって優しく向き合えるようになりたい」という人も。

 また、「自分の気持ちに折り合いつけるのは大人でも難しい」「ごめんなさいが言えたの偉い」と、泣きはしたものの最後には自分がやったことを認め、反省できたあごちゃんについての意見もありました。

 あごちゃんが謝ることができたのは、リコさんが冷静に見守ったから、という声も。「待つ」というのは子どもの成長させることにもなるけれど、現実にはなかなか難しく、多くの家庭に苦労があるようです。

 おもちゃの戦車は主砲がなくなるなど、たびたび壊れることがあり、主砲を爪楊枝にすることで元の姿に近づけるといったメンテナンスしてあげているようです。リコさんはあごちゃんを育てながら感じたことや日常のできごとを、柔らかなタッチの漫画に描き、Twitterに投稿しています。

作品提供:リコ 3y(@fuddyxxduddy30)さん

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