子どもを叱るときの理想は分かっているつもりだけれど、常にうまくいくはずもなく、現実ではつい「コラ」「やめなさい〜」などと雑然と叱ってしまうこともあります。そんなままならなさを描いた漫画『「叱る」理想と現実』に子育て世代からの共感が集まっています。
子どもを叱るとき、まずは目線を合わせて落ち着いた声でゆっくり話しかける。なぜいけないのか子どもにわかるように伝え、どうするかを教えて、できたらほめる……というのが理想です。ですが実際には目線は合わないし、話は聞いてくれないし、何度も同じことをするし、次から次へと叱ることが出てくる。次第に体力も気力も無くなり「理想の叱り方」とはほど遠くなってしまうこともしばしば。
漫画を投稿したふるえるとり(@torikaworks)さんは、子どもや周囲に危険があるようなことは必死に伝わるように叱るものの、一日中叱るのもつらく、叱ることの難しさをつづっています。
ふるえるとりさんの場合は、「さ〜〜〜叱られる前にやめよう さん に いち…」とカウントダウンをして猶予を与える方法でうまくいったという経験談も紹介しています(ただし子どもによっては恐怖心を持ってしまうかもしれないので推奨しているわけではなく、試す場合は子どもの様子を見てほしいとしています)。
叱られてもすぐに理解できる訳もなく、黙って話を聞けというのも無理な話。自分が悪いと理解できるようになっても「叱られる」のは居心地が悪いものですし、子どもの立場になれば、話を聞きたくないのも分かります。でも、叱らなくてはいけない場面は多々ありますから、親はいつでもせめぎ合いですね。
この漫画の読者からは「わかります( ;∀;)わかり過ぎます( ;∀;)そんな理想通りにいきませんよね( ;∀;)( ;∀;)」「うおおおおうちのことかと思いましたぁぁぁ」「感情的になってはいけないと分かりつつ心に余裕なく後悔の日々です」「見ない、聞かない、じっとしてない これが続くとこちらも平然としてられないしイライラをぶつけるような形で叱ってしまう事が多々あります。なかなか上手くいかないですよね……」など、共感を得ています。
ふるえるとりさんはこの他にもエッセイ漫画を自身のアカウントに多数掲載中。また、8月29日には子育てエピソードを詰め込んだ単行本『母ちゃんだってほめられたい。』が発売予定となっています。
画像提供:ふるえるとり(@torikaworks)さん
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