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「信頼が崩れた結果が今です」 打首獄門同好会、出演予定の“野外フェス中止”に無念の思い

RADWIMPSの野田洋次郎さんも「悔しいです。悔しいです」

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 ロックバンド「打首獄門同好会」が9月8日に公式Twitterを更新。出演予定だった野外フェスが開催中止となったことを受けて、「信頼が崩れた結果が今です」と無念の思いをつづっています。

 9月18日〜9月20日に山口県の山口きらら博記念公園で開催予定だった野外フェス「WILD BUNCH FEST. 2021」。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染対策の強化を前提として開催準備を進めていましたが、主催団体は9月7日、地元行政から自粛要請があったことを理由に開催中止を発表しました。

 同フェスに出演予定だった打首獄門同好会は、「この業界を本当の意味で守るためには『感染防止と経済活動の両立』という困難な課題を避けては通れません」と“コロナ禍の音楽業界”を冷静に見つめたコメントを発表。「その困難に挑む事には一定のリスクも懸念される以上、業界外からの『信頼』も得ないと行動できません」と感染リスクが生じるイベント開催には世間からの信頼こそが必要だとしており、「その信頼を地道に築いてきたのがこの一年半。そして信頼が崩れた結果が今です」と開催中止という結果を重く受け止めています。

 具体的に言及していませんが、音楽業界にとっては“世間の信頼が崩れた出来事”が起きてしまったばかり。感染予防対策が徹底されないまま開催され大問題となった大規模野外フェス「namimonogatari」をきっかけに、音楽イベント、特に大型音楽フェスへの風当たりは強くなっています(関連記事)。

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「打首獄門同好会」メンバー集合ショット。左から河本さん、ギター&ボーカルのjunkoさん、ボーカル&ギターの大澤敦史さん(画像はjunko Instagramから)

 コロナ禍のライブ活動において、感染予防対策と周知を徹底してきた実績がある同バンド。「発症者の入場防止」「会場内で感染予防策」「会場内に陽性者がいた場合のアフターケア」と3段階の対策を練った上でライブを開催するなど、地道に“信頼”を積みあげてきました。

 同バンドのファンからは、「一括りにされては困る、真面目にやってる奴は真面目にやっていると声を大にして言いたいけど今はこれも現実なんだなと…」「誠実に少しずつ積み重ねてきたものを一瞬で崩された無念さは、計り知れません」「信頼は一瞬で崩れますね…。また、積み重ねていくしかないんでしょうが、でもなぁやっばりなぁ、悔しいです」など悲しみの声が多くあがっています。

 また同フェスに出演予定だったロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎さんはTwitterで、「WILD BUNCH FEST.2021 中止です。悔しいです。悔しいです」とコメントを発表しています。

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