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「寝ながら」の体勢に特化したVRデバイス「HalfDive」発表 寝たままVR世界にダイブできる未来が来る?

突き詰めれば『ソードアート・オンライン』の世界に?

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 「寝ながらの使用」に特化したVRデバイス、「HalfDive」が発表されました。開発会社のDiver-Xは、人が寝たまま最大限の行動・体験ができる世界を目指すとしており、成功の暁には、寝床から出ずに働くのだって夢ではない?

HalfDive 枕にヘッドセットが付いたようなVRデバイス「HalfDive」。解像度は片目あたり1600×1440ピクセル、リフレッシュレートは90Hz以上
HalfDive 装着シーンのイメージ

 最初から寝ながらの使用を前提に設計された、枕とヘッドマウントディスプレイが合わさったようなVRデバイス。完全据置型のため、小型・軽量が求められる一般的なシステムでは到達が難しい性能や機能を実現できるといいます。

 スペースや重量の制約が少ない点を生かして全10枚の非球面レンズを搭載し、最大約134度の広視野角や、鮮明な映像、可変焦点機能にも対応する光学系を実現。頭全体を覆う球状の筐体には4台のスピーカーが搭載されており、没入感のあるサウンドを提供するとのことです。

HalfDive レンズのイメージ
HalfDive スピーカーは両耳と首まわりに配置。首には振動フィードバックも

 足用のコントローラーも大きな特徴。左右の足首の傾きをもとにアバターを動かし、寝たままに立っているのと同等以上の身体動作表現ができ、既存の全SteamVRコンテンツに互換するとのことです。また、ファンや振動機能により、風や環境音などの感覚も再現。ワイヤーを用いた力覚フィードバックモジュールも用意されています。

HalfDive 足に巻いて使うコントローラー。両手のコントローラーについては後日発表とのこと
HalfDive 両ほほ付近に風を再現するファンを搭載
HalfDive ワイヤーにより、手に力がかかる感覚を再現
HalfDive 側面に拡張モジュール用のRJ-45端子を搭載。モジュールの設計や通信プログラムはオープンソース化が予定されており、サードパーティーやユーザー自身で開発できる

 11月6日からKickstarterで出資を募る予定。同社はHalfDiveを「物理法則に基づいた身体性を克服した真のVRを実現できるインターフェース(の卵)」とし、「横になっている姿勢でも立っている、身体を動かさずとも動かしている」と錯覚させる装置や、寝ながらの使用に最適化した文字入力装置も開発中とのことです。


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