好きなことを諦めずに続けたら漫画家に起きた“小さな奇跡”を描いた漫画が「泣けてきました」「いい話」と反響を呼んでいます。
作者の竹内絢香(@ayakatakeuchi56)さんはは高校時代、「絵描きになりたい」と言うことが許されない環境だったため、一人でこっそり絵を描いていました。そんな中、イラストなどを紹介する雑誌『季刊エス』に出会い、高校時代は自らイラストの投稿もしていたといいます。
進学して大学生になると、漫画家デビューの機会がめぐってきます。しかし売れなかったときのリスクを考えて辞退。そのことで「絵描きになる資格がない」と感じます。それでも、エスへ投稿は続けていました。
大学を出た後、就職した竹内さんですが、忙しさで絵を描く気力がなくなり、投稿もできないように。「一体何のために生きてるの……?」と退職を決意。独立し、仕事のない苦しさなどを経験しながら7年間絵の仕事を続け、初めてイラスト本を出すことになりました。
その本の編集担当が、愛読していたエスの編集者。竹内さんが初投稿した15年前の絵を覚えていて、「当時から好きだった」と言ってくれます。その言葉に諦めないで良かったと涙する竹内さん。「泣きながらいつもひとりで絵を描いていた高校生の私に教えてあげたい」とつづっています。
好きなことを諦めず続ける大事さを描いた体験談には、「言葉が、思いが、胸に刺さって、泣けてきました」「こういう悩みながらも自分の夢に進んでいくお話読むと泣いてしまう」「やっぱ続けるって大事だし、それをできるのも一つの才能よな」などの声が寄せられています。
作品提供:竹内絢香(@ayakatakeuchi56)さん
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