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本田技研工業(ホンダ)は、生産終了を決めたオープンスポーツモデル「S660」の「最後の追加生産」を行うと告知しました。11月12日に最終生産モデルの購入希望者抽選応募受け付けを始めます。
S660は、軽自動車規格・MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)・2シーターオープンスポーツの市販車という、ほぼ唯一我が道を行く、尖りまくりなパッケージで攻め続けた名車(関連記事)です。
2021年3月、「2022年3月に生産終了」を発表した直後にオーダーが殺到し、想定以上の早さで完売してしまったことから、今回650台限定で「追加生産」を決めました。
「これが本当に最後の生産」(ホンダ)。追加生産650台のうち、600台は一部店舗向け(前回、商談途中に完売となってしまった人を優先)、50台は特設サイトで一般抽選販売(商談権申し込みの抽選)。抽選受け付けは2021年11月12日〜12月5日の23時59分。結果発表は12月15日です。
S660は、同じく生産終了が決まったスーパースポーツモデル「NSX」(ラストモデル「Type S」のオーダー受け付けは既に終了)とともに、確かに万人受けして激売れするようなクルマではありません。しかし、メーカーのスピリットを色濃く感じる車種がなくなってしまうのはとても寂しいものですね……。欲しい人は抽選受け付け、どうか忘れずに!
(大泉勝彦)
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