セルジオ越後、54歳キングカズに辛口「選手としてはもう無理」 クラブの体質も問題視し「こんなもんでいいのか」（1/2 ページ）

今後のアドバイスを送っています。

[レイノルズ村上，ねとらぼ]

　元プロサッカー選手でサッカー解説者のセルジオ越後さんが12月3日にYouTubeチャンネルを更新。Jリーグ「横浜FC」に所属する三浦知良選手の過去の功績をたたえながら、「選手としてはもう無理」と成績が振るわない現状に厳しくコメント。今後のアドバイスも併せて送っています。

　動画の冒頭で「海外で日本人でブラジルで（サッカーを）やって」「看板になった」と、1982年に15歳で海を渡り、1986年に名門・サントスFCとプロ契約を結んだ三浦選手の功績をたたえたセルジオさん。また、1990年にヴェルディ川崎（現・東京ヴェルディ）に加入してからも、プレースタイルやピッチ外でのスター性ある言動でファンを魅了し、国内のサッカー知名度向上に貢献したとして、「話題を作った男」と重ねて称賛のコメントを送っていました。

三浦選手の限界を指摘するセルジオさん（画像はセルジオ越後チャンネル 「蹴球越後屋」から）

　しかし、三浦選手は今季わずか4試合の出場にとどまり、得点もゼロ。そんな三浦選手の現状を「選手としてはもう無理」と厳しい評価を下しながら、「これは責任問題ですよ、雇ってる側の」「カズに責任はないんですよ」と所属クラブの横浜FCに問題があるとの見方を示したセルジオさん。いわく、クラブは三浦選手を“プレーヤー以外の価値観”で捉えており、「（三浦選手が）CMに出演すればクラブにお金が入る」「チームの財源が潤う」「（三浦選手が）いなくなったら大変なことになる」という構造が、成績が振るわないにもかかわらず、三浦選手を現場に留めてしまっていると指摘しています。

　最後に、そのようなクラブの体質は若い選手の士気にも影響があるとして「気を付けた方がいい」と危惧したセルジオさん。これまでに“プレー”で存在感を示してきた三浦選手の窮状についても「這い上がってきた男がこんなもんでいいのか」と辛口の意見を寄せるとともに、「引退して、チームのオーナーになるとか」「ふさわしいポストがあってもいいと思う」と、今後の道筋についてのアドバイスを送っていました。

Jリーグ最高齢54歳の三浦選手（画像は横浜FC 公式Instagramから）