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グラデーションにも対応 BMW、ボディーカラーが変化する「E Ink」採用コンセプトカー発表(1/2 ページ)

ボディカラーを黒から白にチェンジすると省エネにも?

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 BMWがクルマのボディーカラーを変えられるコンセプトカー「BMW iX Flow featuring E Ink」を発表。米ラスベガスで開催中のCES 2022で初公開しました。

BMW iX Flow featuring E Ink
ボディカラーが変わるクルマ「BMW iX Flow featuring E Ink」(CES 2022プレスカンファレンスより)
BMW iX Flow featuring E Ink
「BMW iX Flow featuring E Ink」(画像:BMW、以下同)

 BMW iX Flow featuring E Inkは、ボディーの表面に電子書籍リーダーなどに使われる「E Ink」を採用。ドライバーの好みや周囲の環境条件に応じてカラーリングを簡単に変化させられるという特徴を持っています。

 ホワイトとブラックの顔料が含まれるマイクロカプセルに電界を加えることでカラーリングが変化するという仕組みで、ホワイトとブラック、またはその中間色や段階的な変化を表現するグラデーションにも対応しています。

BMW iX Flow featuring E Ink
E Inkを採用した「カスタムラップ」によって色が変化する
BMW iX Flow featuring E Ink
ブラック
BMW iX Flow featuring E Ink
グラデーションのような感じもOK
BMW iX Flow featuring E Ink
グレー

 一般的に白い表面は黒い表面よりも多くの太陽光を反射するため、黒いボディカラーのクルマは白のクルマよりも車内温度が上昇しやすくなります。天候に応じてボディーカラーを変更することで、車両の冷暖房に必要なエネルギー量を削減できるなど、「iX」(関連記事)のようなバッテリーEV車両の場合は航続距離を伸ばすことも可能になるとしています。

BMW iX Flow featuring E Ink
ホイール部分も色が変わる
BMW iX Flow featuring E Ink

大泉勝彦

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