北京オリンピックからの新種目スキージャンプ混合団体で、日本の高梨沙羅選手を含む4カ国5人の女子選手がスーツ規定違反によって失格に。2月7日の競技終了後、各国の選手がそれぞれの思いや嘆きをSNSに投稿しています。
5日の個人種目では銀メダルを獲得した独カタリナ・アルトハウス選手も、服装規定違反によって失格になった1人。8日に肩を寄せ合うチームの後ろ姿をInstagramへ投稿すると、「言葉もない。私たちの競技が台なしにされ、選手たちの夢がぶち壊された」と落胆と怒りのこもった声明を発表しています。
過去11年間、同様の行為で失格になったことは一度もなかったと訴え、男子に比べて競技の歴史が浅く五輪での種目も少ない女子選手にとって団体戦は重要な種目だったと強調。入賞を逃したことへ申し訳ない思いを口にしつつ、「打ちのめされているし、理解できない」とやり切れない思いを伝えました。
ノルウェー代表のシリエ・オプセト選手も、机に突っ伏した絶望感漂う1枚を2月8日、Instagramへ投稿。「言葉もない。ただ心から申し訳なく、悲しくむなしい」と現在の心境をシンプルにつづりました。オリンピックでの体験を消化するまでには時間が必要と多くを語ろうとはしませんでした。
同競技を巡って、高梨選手も2月8日にInstagramを更新し、「皆様を深く失望させる結果となってしまった」と謝罪文を投稿。「スキージャンプとゆう素晴らしい競技が混乱ではなく選手やチーム同士が純粋に喜び合える場であってほしいと心から願います」と現在の心境を伝えていました。
各選手のもとへは共通して「あなたは何も悪くない」「こんなことになるなんて信じられない」「諦めないで」と温かい言葉が世界中から寄せられています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「皆の人生を変えてしまった」高梨沙羅、インスタで心境明かす ファンから3万超のコメント「誰も気にせーへん!」「自分を責めないで」
初めて明かされた思い。 - 織田信成、ザギトワ&メドベージェワと決めポーズで“何させとんねん” 五輪公式「最高にいいツーショット」
ファンからは「おだりん、いーなー」「ずるいwww」などの声も。 - 高梨沙羅、幼少期の母娘ツーショットに反響 「横顔が沙羅ちゃんにそっくり」「さすが美人のDNA」
母親の誕生日を祝った投稿。 - ジョコビッチ、線審にボールを当て全米オープン失格 「間違った行為」と謝罪するも一部ファンは納得せず「不公平」の声
「この経験を教訓とし選手として、また人間として成長したい」 - 「なにこの試合」「これが勝負の世界」 野村周平、竹内涼真ら賛否分かれるW杯日本代表の試合にそれぞれの意見
試合後半の時間稼ぎに賛否。 - スノーボード元世界王者、雪崩に巻き込まれ死去 五輪出場歴持つ40歳
リフト製造企業一家の生まれ。