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プロゲーミングチーム「CYCLOPS athlete gaming」を運営するブロードメディアeスポーツは2月25日、元所属選手の差別的発言が相次いで問題視された件について、あらためて謝罪した上で、再発防止のための指針として選手の教育をより徹底していくと発表しました。
同チームをめぐっては、元所属の「たぬかな」選手が「身長170センチ以下の男性には人権がない」などと発言し炎上。2月17日にたぬかな選手の契約解除を発表すると、続けて「Kbaton(コバトン)」選手が知的障害者や同性愛者への差別的スラングをたびたび口にしていたことが問題視され、翌18日にはKbaton選手の契約も解除する事態となりました。
今回の説明で、同社は一連の不祥事についてあらためて謝罪。これまでも「人権尊重」「あらゆる差別的言動の禁止」といった行動指針のもと研修を行ってきたとした上で、今後は外部有識者による研修や、第三者からチーム運営に関する助言を仰ぎつつ、指導を徹底・強化していくとしました。
今回の炎上では選手の暴言や差別的発言を放置し続けてきたブロードメディアeスポーツの運営体制についても批判が上がっていました。同社は「運営スタッフの教育と管理体制の強化」も約束。新規の加入選手は事前審査を強化し、基準に満たない選手とは契約しないほか、運営スタッフや選手による言動・SNSでの発言等の管理体制も強化していくと表明しています。
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