母が突然倒れて意識が戻らず――家族を病気で失いかけた体験をつづった漫画「おかんが三途の川を渡りそうになった話」に「泣いてしまいました」「お母さんに会いたくなった」の声が寄せられています。
作者のつぶら田(@potta_po)さんが高校2年生だったころのこと。父から珍しく携帯に「早めに帰っておいで」とメールがありました。家はくらい雰囲気で、父から、母が入院したこと、意識がないことを知らされます。
心不全と腎不全で、「あと30分遅れていたら命はなかった」状態だった母。医師は目を覚ますかどうかも分からないと説明し、つぶら田さんたちに「一生懸命話しかけてあげてほしい」「声は必ず届く」と話します。
それから毎日、母に話しかけ続けたつぶら田さん。反応はなかったけれど「静かに優しく話を聞いてくれているような気がした」と振り返っています。その声は母に届いていました――。
当たり前だと思っていた日常が病気で突然崩れてしまった……そんな経験をつづった漫画には「会社で読まなければよかったです。すんごい泣けちゃって、更衣室からでられません」「自分が同じ様になったら戻ってこれるだろうか、そのまま行っちゃうんじゃないだろうか…、て考えちゃった」「誰もが思うことだけど、大切な人に何かあったら、自分に何かあったらと、凄く考えさせられました!!」などのコメントが寄せられています。
Twitterのコメントに「母親がこうなるまで一生いなくならない存在って思ってたけど、ガラッと変わりました」と寄せるつぶら田さん。大切な人との日々を大事に過ごしたいとあらためて考えさせられる漫画でした。
作品提供:つぶら田(@potta_po)さん
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