大拡充に期待! 「電動バイク」花盛り、モーターサイクルショー2022でもキラリと存在感(1/2 ページ)
ちょい乗り街乗りから、スポーツ系、モンスターまで。ちょい乗り系は10万円台くらいで買える程度になると「おっ! これはどう?」ですよね!
おぉぉ〜! 期待の「電動バイク」もかなりあるじゃないですか! 3年ぶりに開催された二輪車の大型イベント、東京モーターサイクルショー2022では、主要バイクメーカーのほか、勢いがある新興メーカーや海外ブランドの日本代理店発となる「電動バイク」の展示もかなり目立ちました。
ここでは、用途が合えばかなり欲しくなってしまいそうな「個人が実際に買えるモデル」を中心に、モーターサイクルショーで展示されていた最新仕様のわくわく電動バイクをざっとチェックしていきましょう。
通勤通学日常使いに 「16万9400円から」のお手軽電動スクーター GOCCIA GEV600
まず「お、この価格帯ならばどうよ!」と感じたのは、原付免許で乗れるシンプルスタイルの電動スクーター「GOCCIA(ゴッチア) GEV600」です。日本ではプロトが国内代理店となり、日本で販売していく計画です。
GOCCIA GEV600は、1回の充電で最長70キロ走れる原付一種区分(定格0.6kWまで)の電動スクーター。駆動用のモーターを後輪に内蔵したハブモーター仕様で、駆動部もすっきりでほぼメンテナンスフリーなのがウリとうたいます。
バッテリーは着脱式仕様で、帰宅したら自宅の家庭用コンセントで充電すればOKです。国内メーカー製の電動アシスト自転車よりももしかして安価な、16万9400円からという価格帯を実現します。このくらいの価格ならば「お!」と思う人、多いのではないでしょうか。
電動バイクブランド「XEAM」、どかんと20車種を展示 時速200キロに達するモンスターも
日本市場でも注力的にラインアップを増やしているMSソリューションズによる電動バイクブランド「XEAM(ジーム)」(関連記事)。モーターサイクルショー2022では、同ブランドが取り扱う電動バイクをドカンと6シリーズ20車種も展示しました。
ラインアップは「SUPER SOCO」「niu」「TROMOX」「Zero Motorcycles」「Vmoto」など、スクータースタイルからスポーツネイキッド、モトクロス系、カフェレーサー、大型二輪区分となる高性能志向のフルカウルスポーツまで、既にかなりそろっています。「へぇ、電動にもこんなすごそうなのが既にあるんだ」などと、それぞれのモデルの魅力を興味深く聞く来場者の姿が絶えず見られました。
大型二輪区分となる高出力モーターを備えたフルカウルスポーツ「Zero Motorcycles SR/S」。モーター出力は最大82kW(110馬力)で最高速は時速200キロ。最大航続距離は306キロ。価格は294万9800円から
あえてMT+クラッチを搭載! MOTORISTSオリジナル開発の電動バイク「VMX12」
海外ブランドバイクの国内代理店・MOTORISTSは、中国のパートナー企業と開発を進めているというオリジナルの電動バイク「VMX12(コンセプトモデル)」を披露しました。
軽快そうなオフロード/トライアルスタイルの「VMX12」。出力は12kW。電動パワートレインながら、操る・制御する楽しさ・味わいを高めるため、マニュアルトランスミッションとクラッチをあえて備えた。予価は66万円。かなり楽しそうなので、これをベースに例えばセローのような長距離ツーリング対応仕様などにも発展していってほしいところ
このほか、オーストラリアKSRグループによる新ブランド「MOTRON(モートロン)」、スペインの電動バイクメーカー「TORROT(トロット)」製のキッズライダー向けなど、同社が輸入を手掛ける電動バイクもいろいろ展示していました。
「TORROT(トロット)」のキッズ向け電動バイク。モトクロス、スーパーモト、トライアルバイクの3モデルを展開する。これに乗る子が大人になるころには、恐らく電動バイクはもう一般的になっていることでしょう
2022年のモーターサイクルショーは4月8日〜10日に名古屋でも開催(関連記事)。中部・名古屋エリアの人はぜひこちらでも!
(大泉勝彦)
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