「コンクリっぽいところを馴染ませて」と頼まれた職人さんによる加工技術に、Twitterで「すごい仕事だ…!」「こんなに自然な感じにできるんだ」「匠の技」と驚きの声が上がっています。以前からそこにあったような自然な仕上がり!
石段に手すりをつけるために新たに足されたと思われるコンクリート部分を、エイジング塗装で風景に“馴染ませて”います。経年変化を表現する、テーマパーク等でよく見られる特殊な塗装ですが、それが身近な普通の道で行われることにビックリします。
実際に加工を施したのは、C.S.Model Design(@CSModelDesign)のタナカさん。今回のエイジング加工は大工の友人から頼まれて引き受けた仕事だそうです。
あらかじめ脳内でシミュレーションしつつ、現場では最初に下地の色ともう1色ほど塗り、その上から汚しの色、さらに隣にあった本物の地衣類(コケのような外見の藻類と共生する菌類)を観察しながら塗っていきます。「4時間半でやっつけました」とのことですが、そんな短時間とは思えないほどの完成度です……!
ちなみに下塗り材や塗料などは屋外用のものを使い、塗りはすべて刷毛塗りとのことでした。
コメントでは「プロって凄い!!」「神業ビフォーアフター」「4時間半の加工で何十年も前からそこにあったみたいになった…」「すごい…こういうお仕事もあるのですねえ」と衝撃を受ける声が上がり、10万を超えるいいねを獲得。また、同様に古く見せる技術がなくても「自分は墓石屋なので綺麗には出来ます」と、“逆ビフォーアフター”画像も多数寄せられています。
C.S.Model Designではタナカさんとツキムラさんがコンビで作品製作を手掛けており、Twitterアカウントではこの他にも多数の造形作品を公開中。BOOTHでは作品の通販も行っています。
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