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スゴい奴らだぜ……!! ケータハム・セブンに近未来の「エアレスタイヤ」履いて激走 「超クール」「これぞ車輪の再発明」(1/2 ページ)

セブンに履いても大丈夫!

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 ごきげんなオープンスポーツカー・ケータハム セブンに自作の「エアレスタイヤ」を履いて爆走したら、さて、どうなるでしょーか。海外のYouTubeチャンネル「Driven Media」がそんなごきげんな実験をガチで敢行し、これはすごい……と話題になっています。

自作したエアレスタイヤ
きょうケータハム セブンに履くタイヤは、塩ビパイプの「自作エアレスタイヤ」です(Driven Mediaより、以下同)
I Made DIY Airless Tires(YouTube/Driven Media)

 「クルマのタイヤ」といえば……あんなカタチ。風船のようにゴムを空気で膨らましてグリップ、転がり、ショック吸収、車重保持といった機能を実現する、クルマになくてはならない黒いゴムの丸い物体を想像すると思います。皆さんもご存じ、パンクしたら走れなくなってしまう課題のほか、昨今は原材料や廃棄物削減を含む環境への配慮も大きな課題となっています。

 「エアレスタイヤ」は、これならばパンクしないし、デザイン性、コストや環境面にもメリットがある……と、タイヤメーカー各社・業界が開発を進めている新世代・近未来のタイヤです。

 これを先行して「自作」し、爽快スポーツカーで走ってまじめに検証してみたぜというのが彼らです。

 何と、大小サイズの異なる塩ビパイプを組み合わせて「ほぼ円形」となるように工夫して配置し、トレッド面は既存のタイヤを剥いでつないで流用。おぉぉ、並んだ塩ビパイプが織りなす見た目が何かかっこいい。セブンに履いても普通に「クルマ」として成り立っています。

塩ビパイプを組み合わせて製作
塩ビパイプを組み合わせて自作
エアレスタイヤで荒れた路面を走行!
エアレスタイヤでレッツゴー!

 では走るぜー。ロードノイズはかなりあるようですが、走行には問題なし。クギが突き出た障害物の上も華麗にスーと走り抜けて大丈夫です。おぉぉ。

 最後にドリフトもキメて性能の限界に挑戦だー。あ。振動や衝撃で何個かちょこっとボルトは外れましたが、それくらい(?)はまぁ想定内。「スポーツカーでガンガン振り回してもそこそこ大丈夫」という新世代タイヤの可能性を示してくれました。

釘の上を走っても大丈夫
びしびし突き出たクギの上を走っても大丈夫。おぉぉー
エアレスタイヤでドリフト
自作エアレスタイヤで性能の限界に挑戦〜! 「ドリフトしても(意外と)大丈夫」 

 動画には「すぐにぶっ壊れるかと思ったのに」「とてもクール!」「これぞ車輪の再発明」「見た目も幾何学的で美しい」などのコメントが多く寄せられていました。今後クルマのタイヤはこんなカタチ・仕様になっていくのかもしれませんね。ついでに、彼らの同じセブンに「F1のタイヤ」を履いてしまった姿も何か凄みあるかわいさなのでぜひ一緒にどうぞ!

(その他おすすめ動画)I Put F1 Tires on My Car(YouTube/Driven Media)

(カナブンさん)



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